家庭菜園でスナップエンドウを育てていたり、スーパーで買ってきたパックを見たりしたとき、表面に白い点々がついていることってありませんか。
せっかく美味しそうなスナップエンドウなのに白い斑点があると、これって病気なのかな、それともカビなのかなと不安になってしまいますよね。
実は私もホームセンターで働いていた頃、お客様からよくこの質問をいただいたんです。
そして最近、自宅の庭で育て始めた私のスナップエンドウにも同じような模様が出てきて、改めてその正体を詳しく調べてみました。
この記事では、スナップエンドウに白い斑点ができる原因や、それがうどんこ病などの病気なのか、あるいは単なる傷なのかを見分ける方法について紹介します。
そして一番気になる「そのまま食べられるのか」という点についても、私の経験を交えてお話ししますね。
正しい知識があれば、無駄に捨ててしまうこともなくなりますし、安心して食卓に出せるようになりますよ。
- 白い斑点の正体が病気(カビ)なのか生理現象なのかを見分ける方法
- うどんこ病や低温障害など、斑点ができる具体的な原因の違い
- 白い斑点があるスナップエンドウを食べる際の判断基準と注意点
- 次回の栽培に活かせる白い斑点の予防策と対策の基本
スナップエンドウに白い斑点ができる主な原因と正体

スナップエンドウのさやに白い斑点ができる理由は、実は一つだけではないんです。
病気の場合もあれば、環境によるストレスや単なる傷ということもあります。
ここでは、主な原因をいくつか挙げてそれぞれの特徴を見ていきましょう。
原因がわかれば、対処法も見えてきますよ。
うどんこ病による白いカビの特徴
まず一番疑わしいのが「うどんこ病」ですね。
これは植物によくある病気で、名前の通りうどんの粉をまぶしたように白くなるのが特徴です。
私の家庭菜園でも、梅雨入り前などの湿気が多い時期や、逆に乾燥が続く時期によく発生します。
見分け方のポイントとしては、指でこすってみることです。
もし白い粉のようなものが取れるなら、それはカビの一種である可能性が高いですね。
初期段階では点々と現れますが、放っておくと全体が白くなってしまいます。
ホームセンターの園芸コーナーでも、この時期になるとうどんこ病対策の薬剤がよく売れていました。
カビが原因の場合は、植物の栄養が奪われてしまうので、早めのケアが大切です。
低温や霜による障害の症状

次に考えられるのが、寒さによるダメージです。
スナップエンドウは寒さに強い野菜ですが、春先の急な冷え込みや遅霜に当たると、さやの表面が白っぽく変色することがあります。
これは「低温障害」や「冷害」と呼ばれるもので、人間でいうところの霜焼けみたいなものですね。
この場合の白い斑点は、カビのように粉っぽくはなく、さやの皮膚(表皮)そのものが白く抜けたような感じになります。
こすっても取れません。
特に露地栽培をしていると、防寒対策をしていても風の通り道などで局所的に冷えてしまい、こうした症状が出ることがよくあるんです。
見た目は少し悪くなりますが、病気ではないので周りに感染する心配はありませんよ。
風や接触による物理的な傷

意外と多いのが、物理的な刺激による傷跡です。
スナップエンドウが成長する過程で、強い風に吹かれて支柱やネット、あるいは自身の葉っぱや茎とこすれ合ってしまうことがあります。
そうすると、その摩擦で傷がついた部分が治癒する過程で白く硬くなることがあるんです。
これは「風擦れ(かぜずれ)」なんて呼ばれたりもしますね。
私の畑でも、風が強い日の翌日によく見かけます。
このタイプの白い斑点は、カビとは違って表面が少しザラザラしていたり、カサブタのようになっていたりします。
形も丸い点というよりは、線状だったり不規則な形をしていることが多いですね。
自然の中で育っている証拠とも言えるかもしれません。
生理障害による白い模様
植物には、特定の栄養素が不足したり、逆に過剰になったりしたときに「生理障害」として症状が出ることがあります。
スナップエンドウの場合、マンガン欠乏などが原因で葉やさやに白い斑点が現れることがあると言われています。
また、品種によっては元々さやに白い雲のような模様が出やすいものもあります。
これは「斑(ふ)」が入るのとは少し違いますが、その個体の特性や成長スピードのムラによって色むらができる現象です。
これらは病気や害虫のせいではないので、株全体が極端に弱っていなければ、そこまで神経質にならなくても大丈夫なケースが多いですよ。
土壌の酸度や肥料のバランスを見直す良いきっかけになりますね。
害虫の吸汁痕の可能性
最後にチェックしたいのが、虫による食害です。
アザミウマ(スリップス)などの小さな害虫が、スナップエンドウのさやの汁を吸うことで、その跡が白く色が抜けて斑点状に見えることがあります。
吸汁痕の場合、よーく見ると非常に細かい点が集まっていたり、さやが少し変形していたりすることがあります
。ホームセンターで殺虫剤を相談されるお客様の中にも、病気だと思ったら実は虫だったというパターンが結構ありました。
もし白い斑点と一緒に、近くに小さな虫が飛び回っていたり、黒い排泄物のようなものが見られたりする場合は、害虫対策を考えた方が良いかもしれませんね。
スナップエンドウの白い斑点は食べられるのかと対策

さて、ここが一番知りたいポイントですよね。
「原因はわかったけど、結局これって食べられるの?」という疑問にお答えします。
基本的には食べられるケースが多いですが、状態によっては注意が必要です。
私が実際に料理する際の判断基準をご紹介します。
カビが生えている場合の処理方法
うどんこ病で白いカビが生えている場合ですが、これは程度によりますが、基本的にはあまり食べるのをおすすめしません。
もちろん、うどんこ病のカビ菌自体は、人間が食べてもお腹を壊すような強い毒性はないと言われています。
しかし、カビ臭さが残ったり、風味が落ちていたりすることが多いんです。
もし「ほんの少し白い点が数個あるだけ」という軽度の場合は、水でよく洗い流し、念入りに加熱すれば食べられないことはありません。
私は気になるときはキッチンペーパーで拭き取ってから茹でています。
でも、全体が真っ白になっているような重度のものは、アレルギーのリスクなどもゼロではないので、残念ですが廃棄した方が安心かなと思います。
カビのアレルギーをお持ちの方や、小さなお子様、高齢者が召し上がる場合は、念のため白いカビがついたものは避けてください。
傷や生理障害なら食べても大丈夫

一方で、寒さによる障害や、風で擦れてできた傷、生理障害による白い斑点であれば、全く問題なく食べることができます。
これらは単なる植物の「見た目の変化」であり、腐敗や有害な菌の繁殖ではないからです。
見た目が少し気になるかもしれませんが、皮を剥く必要もありません。
実際に食べてみるとわかりますが、味や食感にはほとんど影響がないことが大半です。
スーパーで売られている綺麗な野菜に見慣れていると最初は驚くかもしれませんが、家庭菜園ならではの「個性」だと思って、美味しくいただいちゃいましょう。
食べる際の調理のポイント
白い斑点があるスナップエンドウを食べる際、私が実践しているちょっとしたコツがあります。
それは「濃いめの味付け」や「油を使った料理」にすることです。
例えば、塩茹でだけで食べると、どうしても見た目の白さが目立ってしまい、食卓に出したときに家族から「これ大丈夫?」と聞かれてしまうかもしれません。
でも、卵とじにしたり、バター炒めにしたり、天ぷらにしてしまえば、斑点は全く気にならなくなります。
特に油で炒めると、表面の白っぽさが馴染んで目立たなくなるのでおすすめですよ。
見た目をカバーしつつ、スナップエンドウの甘みを楽しめる調理法を選んでみてください。
今後のための予防対策
今回は食べてしまうとしても、できれば次は綺麗なスナップエンドウを収穫したいですよね。
来シーズンに向けて、あるいは今の株を守るためにできる予防策をいくつか挙げておきます。
| 原因 | 対策・予防法 |
|---|---|
| うどんこ病 | 風通しを良くする、重曹スプレーや専用薬剤を散布する、窒素肥料を控える |
| 寒さ・霜 | 不織布や寒冷紗をかけて保温する、風よけを設置する |
| 風擦れ・傷 | 支柱をしっかり立てて誘引する、ネットを張って揺れを防ぐ |
特にプランター栽培の場合は、風の強い日や寒い夜だけ玄関の中に避難させるだけでも、白い斑点のリスクをぐっと減らせますよ。
スナップエンドウの白い斑点に関するまとめ
今回は、スナップエンドウにできる白い斑点の正体と、それが食べられるかどうかについてお話ししてきました。
多くの場合、白い斑点は風による擦れや寒さによる生理的なものであり、食べても問題ありません。
ただし、うどんこ病などのカビが原因の場合は、水洗いして加熱するか、ひどい場合は避けるのが無難です。
自分で育てた野菜は、多少見た目が悪くても愛着が湧くものですし、味も格別ですよね。
白い斑点が出ても慌てずに、「これは風に耐えた跡なんだな」とか「ちょっと寒かったかな」と原因を見極めて、最後まで美味しく楽しんでいただければと思います。
ホームセンターでまた新しい対策グッズを見つけたら、ブログで紹介しますね。
