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さつまいもを庭に植えてはいけない?後悔する理由と失敗しない対策

さつまいもを庭に植えてはいけない?後悔する理由と失敗しない対策 園芸
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「家庭菜園でさつまいもを育ててみたいけど、庭に植えるのは良くないって本当?」そんな風に迷っていませんか。

焼き芋やスイートポテトなど、秋の味覚として大人気のさつまいも。

自分で育ててみたいと思うのは自然なことですよね。

でも、ネットで調べると「植えてはいけない」なんて言葉が出てきて、不安になってしまう方も多いはずです。

実は、さつまいもの地植えには、知っておかないと後悔するいくつかのリスクが存在します。

でも大丈夫です。

きちんとした対策と知識があれば、自宅の庭でも美味しいさつまいもを収穫することは十分に可能ですよ。

ホームセンターで長年、園芸用品や家庭菜園グッズを担当してきた私が、経験と知識を元に「失敗しないためのポイント」を分かりやすく紹介しますね。

  • さつまいもを庭に植えるとなぜ後悔すると言われるのか、その具体的な理由
  • 「つるボケ」や「近隣トラブル」など、初心者が陥りやすい失敗パターン
  • 庭のスペースや環境に合わせた、プランターや袋栽培などの賢い選択肢
  • 地植えをする場合に絶対やっておくべき、土作りや根域制限のテクニック
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さつまいもを庭に植えてはいけないと言われる5つの理由

さつまいもを庭に植えてはいけないと言われる5つの理由

まずは、なぜ「さつまいもを庭に植えてはいけない」という強い言葉で注意喚起されるのか、その理由を掘り下げてみましょう。

これを知らずに安易に植えてしまうと、秋になって「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えることになるかもしれません。

繁殖力が強すぎて庭全体を侵食してしまうリスク

さつまいもの生命力は、皆さんが想像している以上にパワフルです。

一度根付くと、つる(茎)が四方八方に伸びていき、あっという間に庭の地面を覆い尽くしてしまいます。

「緑のカーペットみたいで綺麗」なんて思っていられるのは最初だけかもしれません。

つるの節々から新しい根(不定根)が出て地面に食い込み、そこからさらに勢力を拡大していきます。

こうなると、他の草花を植えているスペースまで侵略してしまい、庭全体の景観やバランスを崩してしまうんですね。

私もお客様から「花壇がさつまいもに乗っ取られた」という相談を受けたことが何度かあります。

特に狭い庭の場合は、足の踏み場もなくなるほどのジャングル状態になりかねないので注意が必要です。

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つるボケを起こして芋が収穫できない失敗の原因

つるボケを起こして芋が収穫できない失敗の原因

「葉っぱは青々と茂っているのに、掘ってみたら芋が全然できていなかった…」これが家庭菜園で最も多い失敗、「つるボケ」と呼ばれる現象です。

実は、さつまいもは痩せた土地を好む植物なんです。

庭の土が良すぎたり、良かれと思って肥料を与えすぎたりすると、葉や茎ばかりが成長して、肝心の芋に栄養が行かなくなってしまいます。

特に、窒素分が多い肥料が残っている土に植えると、この「つるボケ」が起きやすくなります。

庭には元々、他の植物のために肥料が効いていることが多いので、何も考えずに植えると失敗する確率が高まるんですね。

「植えれば勝手に育つ」と思われがちですが、実は土の栄養バランスにはシビアな一面があるんです。

近隣の敷地へつるが侵入してトラブルになる可能性

近隣の敷地へつるが侵入してトラブルになる可能性

これはご近所付き合いに関わる、とてもデリケートで重要な問題です。

先ほどお話ししたように、さつまいものつるは驚くほどのスピードで伸びていきます。

フェンスや境界線を簡単に乗り越えて、お隣の敷地に侵入してしまうことがあるんです。

注意:近隣トラブルのリスク
お隣さんが植物好きとは限りません。

勝手に入ってきたつるや葉は、相手にとってはただの「迷惑な雑草」と同じです。

最悪の場合、人間関係にヒビが入ってしまうこともあり得ます。

特に、境界ギリギリに植えて放置していると、気づかないうちにフェンスの隙間から入り込んだり、道路にはみ出して通行の邪魔になったりするリスクがあります。

定期的にチェックして、伸びすぎたつるを敷地内に戻すなどの管理が欠かせません。

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収穫後の大量の残渣処理が想像以上に大変な現実

収穫後の大量の残渣処理が想像以上に大変な現実

秋の収穫は楽しいイベントですが、その後に待っている「後片付け」のことは忘れがちです。

さつまいもを掘り出した後には、大量のつるや葉、そして根っこが残ります。

これが結構なボリュームになるんですよね。

水分を含んだつるは重く、そのままではゴミ袋に入りきらないため、細かく裁断して乾燥させる必要があります。

地植えで広範囲に育てた場合、45リットルのゴミ袋がいくつあっても足りない…なんてことも。

庭に埋めて堆肥にしようとしても、分解されるまでには時間がかかりますし、その場所がしばらく使えなくなってしまいます。

「植えるのは簡単、片付けは地獄」なんてことにならないよう、処分の手間も考えておく必要がありますね。

日当たりを遮り他の植物の成長を妨げるデメリット

日当たりを遮り他の植物の成長を妨げるデメリット

さつまいもの葉は大きくて厚みがあり、地面を広く覆います。

これは雑草が生えるのを防ぐメリット(マルチング効果)がある一方で、背の低い他の植物への日当たりを完全に遮ってしまうというデメリットにもなります。

もし近くに、これから成長しようとしている野菜や草花がある場合、さつまいもの陰になって光合成ができず、生育不良になってしまうことがあります。

また、トウモロコシのような背の高い野菜であっても、株元にさつまいもが絡みつくと、通気性が悪くなって病気が発生しやすくなることも。

「さつまいもの独り勝ち」状態を作らないよう、植える場所や他の植物との距離感(ゾーニング)には十分な配慮が必要ですね。

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さつまいもを庭に植えてはいけない事態を避ける対策

ここまで怖い話ばかりしてしまいましたが、安心してください。

これらのリスクは、適切な方法で栽培すれば回避できます。

「庭に植えてはいけない」のではなく、「無計画に植えてはいけない」というのが正解なんです。

ここからは、ホームセンターでの経験も踏まえた、具体的な対策をご紹介します。

庭植えのリスクを回避できる袋栽培という選択肢

庭植えのリスクを回避できる袋栽培という選択肢

私が家庭菜園初心者の方に一番おすすめしているのが、この「袋栽培」です。

市販の培養土の袋をそのままプランター代わりにして育てる方法で、最近とても人気があるんですよ。

袋栽培のメリット

  • つるが広範囲に暴れにくく、管理が楽
  • 土のう袋や専用の麻袋を使えば、おしゃれに楽しめる
  • 収穫後は袋ごと土を処分(または再利用処理)できるので、片付けが簡単
  • 場所を移動できるので、日当たり調整もしやすい

これなら、「庭を占領される」心配も「土が良すぎてつるボケする」心配もありません。

専用の土を使えば、肥料のバランスも最初から整っています。

庭の片隅やベランダでも気軽に始められるので、まずはここからスタートしてみてはいかがでしょうか。

地植えなら波板などで根域制限をする工夫が必要

地植えなら波板などで根域制限をする工夫が必要

「やっぱり庭の土で豪快に育てたい!」という方は、根っこが広がる範囲を物理的に制限する「枠」を作りましょう。

ホームセンターで売っている「あぜ板」や「波板」を使って、植える場所を囲ってしまうんです。

深さ30cmくらいまで板を埋め込んで区切ることで、根っこが外に逃げ出すのを防げます。

これは、ミントなどの繁殖力が強いハーブを植える時にも使うテクニックですね。

こうすることで、つるの伸びもある程度抑えられますし、収穫の際も「どこまで芋があるの?」と庭中を掘り返さなくて済みます。

ひと手間かかりますが、後の管理が劇的に楽になりますよ。

日当たりと水はけを確保して育てる土作りのコツ

日当たりと水はけを確保して育てる土作りのコツ

さつまいもは、日光が大好きで、ジメジメした土が苦手です。

庭植えする場合は、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。

そして重要なのが「水はけ」です。

土を盛って高くする「高畝(たかうね)」にすることで、水はけを良くし、芋が育つスペースを確保できます。

高さは20cm〜30cmくらいあると理想的ですね。

また、土作りでは肥料を入れない、または控えめにすることが鉄則です。

特に窒素分は厳禁。

もし前作で肥料を使っていた場合は、あえて肥料を抜くためにトウモロコシなどを植えた後にするか、痩せた土を混ぜるなどの工夫をすると、美味しいお芋に育ってくれます。

肥料を与えすぎないことがつるボケを防ぐポイント

肥料を与えすぎないことがつるボケを防ぐポイント

先ほどもお話ししましたが、さつまいも栽培で一番の失敗要因は「肥料のやりすぎ」です。

親心で「大きくなあれ」と肥料をあげたくなる気持ちは分かりますが、そこはグッと我慢してください。

基本的には「無肥料」でも育つくらい丈夫な植物です。

葉っぱの色が極端に薄い場合や、成長が明らかに悪い場合のみ、追肥を検討するくらいで丁度いいんです。

「放置気味の方が美味しくなる」くらいの気持ちで、過保護にしすぎないことが成功への近道ですよ。

ホームセンターでも「さつまいも専用肥料」が売っていますが、これはカリウムなど芋の肥大に必要な成分が中心になっています。

使う場合は必ず容量を守ってくださいね。

植え付け時期を守り放置しすぎない管理の重要性

植え付け時期を守り放置しすぎない管理の重要性

最後に、植え付けのタイミングと日々の管理についてです。

一般的に、関東以西の平地であれば5月中旬〜6月中旬頃が植え付けの適期です。

早すぎると寒さで弱ってしまいますし、遅すぎると収穫までに十分な大きさに育ちません。

時期作業内容ポイント
5月〜6月植え付け夕方や雨の日の前日がおすすめ
7月〜8月つる返し伸びたつるを持ち上げて根を切る
10月〜11月収穫霜が降りる前に掘り上げる

そして、「つる返し」という作業も重要です。

夏場に伸びたつるが地面に根付かないよう、定期的につるを持ち上げてひっくり返してあげましょう。

これをサボると、栄養が分散して芋が太らなくなってしまいます。

「完全放置」ではなく、「適度な距離感での見守り」が大切ですね。

まとめ:さつまいもを庭に植えてはいけないは本当か

今回は、「さつまいもを庭に植えてはいけない」と言われる理由と、その対策について詳しくお話ししてきました。

結論として、無計画な地植えはリスクが高いですが、正しい知識と対策があれば、庭でも十分に栽培を楽しむことができます。

記事のまとめ

  • 繁殖力による庭の侵食や近隣トラブルに注意する
  • 肥料過多による「つるボケ」を防ぐため、痩せた土で育てる
  • 初心者は管理が楽な「袋栽培」から始めるのがおすすめ
  • 地植えなら根域制限や高畝作りで環境を整える

さつまいもは、手をかければかけるほど愛着が湧く野菜です。

秋に自分で育てたお芋で焼き芋をする喜びは、何物にも代えがたいですよ。

ぜひ、ご自宅の環境に合った方法で、無理なく楽しい家庭菜園ライフを始めてみてくださいね。

ホームセンターで見かけたら、ぜひ苗を手に取ってみてください!