最近、家庭菜園でも人気のスナップエンドウですが、「種をまいたのに全然芽が出ない」「発芽日数はどれくらいかかるの?」と不安になっていませんか?
毎日土を見つめてはため息をついている方もいるかもしれません。
実はスナップエンドウの発芽には、ちょっとしたコツとタイミングがあるんです。
この記事では、私の経験も交えながら、発芽までの目安や失敗しないためのポイントを分かりやすくお話ししますね。
- スナップエンドウの一般的な発芽日数と適温の目安
- 芽が出ない時に考えられる主な原因と対策
- 発芽率を上げるための種まきのコツと水やり
- 発芽後の管理や間引きのタイミングについて
スナップエンドウの発芽日数と適温
まずは、スナップエンドウの種をまいてから、どれくらいで芽が出てくるものなのか、基本的な目安についてお話ししていきましょう。
ホームセンターでお客様から相談を受けることも多かったのですが、野菜作りにおいて「待つ時間」というのは長く感じるものですよね。
正しい知識を持っていれば、焦らずにじっくりと観察できるはずです。
ここでは発芽にかかる日数や、スナップエンドウが好む温度環境について、私の失敗談なども少し思い出しながら紹介していきます。
スナップエンドウの発芽日数は何日?

スナップエンドウの種をまいてから発芽するまでの日数は、一般的に6日から10日程度と言われています。
もちろん、これはあくまで目安で、栽培環境やその年の気候によって前後はします。
私が以前、少し肌寒い時期に種まきをした時は、芽が出るまでに2週間近くかかってしまい、「もしかして種が死んでしまったのかな?」とかなり焦った経験があります。
順調にいけば1週間ほどで可愛らしい芽が土から顔を出してくれますが、条件が整っていないと時間がかかることもあるんですね。
特に、種袋の裏に書いてある日数は最適な環境下での数字なので、実際の家庭菜園では少し余裕を持って見守ってあげるのが良いかもしれません。
もし2週間以上経っても全く変化がない場合は、何らかのトラブルが起きている可能性が高いので、一度土の中を確認してみる必要があるかもしれませんね。
まずは「1週間から10日」を目安に、毎日の変化を楽しみに待ちましょう。
発芽適温と気温

野菜にはそれぞれ「発芽適温」という、芽を出すのに最適な温度があります。
スナップエンドウの場合、この発芽適温は18℃~20℃くらいが理想的です。
意外と涼しい気候を好む野菜なんですね。
最低でも4℃以上あれば発芽は始まりますが、気温が低いとどうしても発芽までの日数が伸びてしまいます。
逆に、30℃を超えるような暑さも苦手です。
まだ残暑が厳しい時期に慌てて種をまいてしまうと、発芽不良を起こしたり、せっかく出た芽が弱々しかったりすることもあります。
ホームセンターの園芸コーナーでも、「早く収穫したいから」と真夏に種を買っていかれるお客様には、適期まで待つようアドバイスしていました。
春まきの場合は、地温が十分に上がってからまくのがポイントです。
逆に秋まきの場合は、寒くなる前に十分な大きさに育てる必要があるので、気温の推移をチェックしながらタイミングを見計らうのが大切ですよ。
温度計を土に挿して地温を測るのが確実ですが、日中の気温が20℃前後で安定してくる時期を狙うのが、失敗の少ないコツかなと思います。
種まき時期はいつ?

スナップエンドウの種まき時期は、大きく分けて「秋まき」と「春まき」の2回チャンスがあります。
一般的には、秋まきは10月中旬~11月中旬頃、春まきは2月下旬~3月頃が適期とされています。
お住まいの地域が暖地なのか寒冷地なのかによっても変わってくるので、そこは注意が必要です。
私が住んでいるような中間地や暖地では、秋に種をまいて、小さな苗の状態で冬を越し、春に収穫するというスタイルが一般的です。
この「小さな苗で冬越し」というのが重要で、苗が大きすぎると寒さで傷んでしまうし、小さすぎると根付かずに枯れてしまうことがあるんです。
ホームセンター時代、よく「いつまけばいいの?」と聞かれましたが、「地元の農家さんや近所の畑の様子を見るのが一番の参考書ですよ」とお伝えしていました。
カレンダーの日付だけでなく、その年の気温の変化を感じながら、「そろそろ涼しくなってきたな」とか「暖かくなってきたな」というタイミングを逃さないようにしたいですね。
発芽までの水やり

種まき後の水やりは、発芽を成功させるための非常に重要なポイントです。
スナップエンドウに限らず、種をまいた直後はたっぷりと水をあげて、種に「これから育つんだよ」とスイッチを入れてあげる必要があります。
しかし、その後の管理には少し注意が必要です。
マメ科の植物であるスナップエンドウは、過湿(水のやりすぎ)を嫌います。
常に土がビショビショの状態だと、種が土の中で酸素不足になり、腐ってしまう「種腐れ」の原因になるんです。
基本的には、「土の表面が乾いたらたっぷりと」というメリハリのある水やりを心がけましょう。
発芽するまでは土を乾燥させすぎないことも大切ですが、毎日機械的に水をあげるのではなく、土の状態を指で触って確認するのが確実です。
私がやっている方法としては、種まきの時に十分に水をやったら、その後は表面が白っぽく乾くまではあえて水を控えるようにしています。
こうすることで、根っこが水を求めて深く伸びようとする力も引き出せる気がするんですよね。
発芽率アップ方法

せっかく種をまくなら、できるだけ多くの芽を出してほしいですよね。
発芽率を上げるためのちょっとしたテクニックとして、「種を水に浸す」という方法を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、スナップエンドウの場合はここに落とし穴があります。
多くの野菜の種は一晩水に浸けてからまくと発芽が早まりますが、スナップエンドウのようなマメ科の種は、急激に水を吸うと組織が壊れて発芽しなくなることがあります。
これを「浸種(しんしゅ)障害」と言ったりするのですが、もし水に浸けるなら数時間程度にとどめるか、あるいはそのまま土にまいて、土の水分でゆっくり吸水させる方が安全かなと思います。
また、種まきの前に土をしっかりと耕して、ふかふかの状態にしておくことも大切です。
土が固いと根が張りにくく、発芽のエネルギーを消耗してしまいます。
- 種は水に浸けすぎない(そのまままくのが無難)
- 土作りをしっかり行い、水はけを良くする
- 古い種は発芽率が落ちるので、できるだけ新しい種を使う
これらを意識するだけで、発芽の揃い方がぐっと良くなりますよ。(参照:サカタのタネ 園芸通信)
スナップエンドウの発芽日数とトラブル
ここからは、スナップエンドウの栽培でよくあるトラブルや、その対策について深掘りしていきましょう。
「予定の日数を過ぎても芽が出ない」「芽が出たと思ったら消えてしまった」といった悩みは、家庭菜園あるあるです。
原因を知っていれば対策も打てますし、もし失敗しても次はうまくいくはずです。私の失敗談も含めて、具体的な対処法をお伝えします。
発芽しない原因は?

待てど暮らせど芽が出てこない…。そんな時に考えられる原因はいくつかあります。
一番多いのは、先ほども触れた「温度」の問題です。
寒すぎたり暑すぎたりしていないか、もう一度確認してみてください。
次に考えられるのが「水分の過不足」です。
乾燥しすぎて種が干からびてしまったか、逆に水をやりすぎて土の中で腐ってしまったか。
掘り返してみると、種が溶けたようになっていることもあります。これは悲しいですが、水のやりすぎが原因です。
また、意外な盲点として「種の寿命」もあります。
昨年余った種を使っている場合、保存状態が悪いと発芽能力を失っていることがあります。
私は冷蔵庫の野菜室で種を保管していますが、それでも数年経つと発芽率はガクンと下がります。
「条件は完璧なはずなのに!」という場合は、土の中の害虫に食べられている可能性も疑ってみてください。
見えないところで何かが起きている、それが家庭菜園の難しさであり、面白さでもありますね。
種が腐るのを防ぐテクニック

スナップエンドウ栽培で特に多い失敗が「種腐れ」です。
マメ科の種は大きく、栄養分が豊富なので、土の中の雑菌にとってもご馳走なんですね。
これを防ぐためには、とにかく「水はけの良い土」を用意することが最優先です。
プランター栽培なら、新しい培養土を使えば水はけは確保されていますが、畑や庭の場合は、苦土石灰などを混ぜて酸度調整をしつつ、堆肥を入れてふかふかにしておきましょう。
また、種をまく時に、種のおへそ(黒い筋の部分)を下に向けてまくと、根がスムーズに伸びて腐りにくいという説もあります。
そして何より、種まき後の水やりです。
心配でついつい水をあげたくなる気持ちは痛いほど分かりますが、そこをグッと我慢して、「土が乾いたら」の原則を守ってください。
雨が続く予報の直前に種まきをするのも避けたほうが無難ですね。
鳥害防止と腐敗防止を兼ねて、育苗ポットで苗を作ってから植え付けるのも一つの賢い方法です。
ポットなら水分管理もしやすいですよ。
発芽したばかりは鳥に注意

「昨日まであったはずの芽がない!」というミステリー。
その犯人は、多くの場合、鳥たちです。
特にハトやカラスは、発芽したばかりの柔らかい豆や、土の中に埋まっている豆が大好物なんです。
彼らは見ていないようで、しっかり見ています。
私の畑でも、きれいに一列に芽が出た翌日、全て引っこ抜かれて豆だけ食べられていたという惨劇がありました。
あれは本当にショックです…。
対策としては、種をまいたらすぐに不織布(ふしょくふ)や防虫ネットをべた掛けするのが一番効果的です。
テグスやキラキラするテープを張る方法もありますが、賢い鳥にはすぐに慣れられてしまいます。
物理的に遮断するのが最強です。
本葉が数枚出てしっかりしてくれば鳥もあまり食べなくなるので、それまでの辛抱です。
ホームセンターには専用のトンネル支柱なども売っていますが、100円ショップのカゴを被せておくだけでも十分な対策になりますよ。
種まき時には深さに注意

種をまく深さも、発芽日数に影響します。
スナップエンドウの種は比較的大きいので、あまり浅すぎると乾燥しやすく、逆に深すぎると芽が地上に出るまでにエネルギーを使い果たしてしまいます。
適切な深さは、種の直径の2~3倍程度、だいたい2cm~3cmくらいが目安です。
人差し指の第一関節くらいまで穴を開けて、そこに種を落とすイメージですね。
覆土(ふくど)をした後は、手のひらで軽く鎮圧(土を押さえる)して、種と土を密着させるのがポイントです。
深すぎると、特に気温が低い時期は地温が上がらず、発芽が大幅に遅れる原因になります。
かといって浅すぎると、水やりの勢いで種が露出してしまったり、鳥に見つかりやすくなったりします。
私は、指で深さを測るのが面倒な時は、ペットボトルのキャップを押し付けて跡をつけ、そこに種をまくようにしています。
これだと深さが均一になって、発芽も揃いやすい気がします。
発芽が揃わないのを防ぐには

せっかくなら、一斉に芽が出て揃って育ってほしいものですが、どうしてもバラつきが出ることがあります。
これを防ぐためには、「種の選別」と「まき方」に工夫が必要です。
まず、シワシワで小さすぎる種や、変色している種は除外します。
そして、1つの穴(またはポット)に3粒ほどまとめてまくのが基本です。
これを「点まき」と言いますが、複数粒を近くにまくことで、お互いに競い合って育とうとする性質があるんです。
また、みんなで土を持ち上げることで、発芽の力も強くなります。
もし発芽が揃わなかった場合は、遅れて出てきた芽を無理に残そうとせず、元気な芽を優先して育てる決断も必要です。
生育の悪い苗は、後々病気にかかりやすかったり、実付きが悪かったりすることが多いからです。
家庭菜園レベルであれば、発芽が揃わなくても、収穫時期が少しずれることで長く楽しめるというポジティブな捉え方もできますね。
スナップエンドウの発芽日数のまとめ
ここまでスナップエンドウの発芽日数や、うまく芽が出ない時の対策についてお話ししてきました。
最後に大切なポイントをおさらいしておきましょう。
発芽日数は6日~10日程度が目安ですが、気温や環境によって前後します。
焦らず待つ余裕も必要ですが、2週間以上動きがない場合は原因を探りましょう。
適温は18℃~20℃。暑すぎず寒すぎない時期を選ぶのが成功への近道です。
そして、水やりは「乾いたらたっぷりと」が鉄則。水のやりすぎによる種腐れには十分注意してくださいね。
鳥害対策も忘れずに行えば、きっと元気な芽に出会えるはずです。
最終的な判断は専門家にご相談ください。
正確な情報は種袋の裏面や公式サイトをご確認いただき、ご自身の環境に合わせて調整してみてくださいね。
家庭菜園は、失敗も含めて楽しむのが一番です。
無事に発芽して、美味しいスナップエンドウがたくさん収穫できることを応援しています!
