おうちで手作りおやつを楽しみたいけれど専用のドーナツ型がなくて困ったことはありませんか。
実は家にある牛乳パックやアルミホイルを使ったり、ペットボトルの蓋やコップで代用したりと、身近なアイテムで工夫する方法はたくさんあるんです。
クッキングシートを活用して絞り出す方法や100均グッズを使う手もありますから、わざわざ専用の型を買わなくても大丈夫ですよ。
この記事では、そんなドーナツの型の代用に関するアイデアや、形をきれいに仕上げるコツについて私なりにまとめてみました。
- 家にある身近なアイテムを使ったドーナツ型の代用アイデアがわかります
- 専用の型がなくてもきれいなドーナツを作るための具体的な手順が学べます
- 生地の扱いや揚げ方の工夫で失敗を防ぐちょっとしたコツが掴めます
- ホットケーキミックスなどを活用して手軽に楽しむ方法が見つかります
家にある物ですぐできるドーナツの型の代用術

専用の道具がなくても、キッチンを見渡せば代わりになるものは意外とたくさんあります。
「これを使えば型抜きできるかも!」という発見があるのも手作りの楽しさですよね。
ここでは、私が実際に試してみたり、便利だなと感じたりした身近なアイテムを使った代用テクニックを具体的にご紹介していきます。
牛乳パックとホチキスで作る
飲み終わった後の牛乳パックは、しっかりとした厚みがあって耐水性もあるので、使い捨ての型として非常に優秀なアイテムです。
これを使って、自分好みのサイズの抜き型を作ることができます。
作り方はとてもシンプルです。
まずは牛乳パックをきれいに洗って乾かし、側面を開いて一枚のシート状にします。
これを幅2〜3センチ程度の帯状にカットしましょう。
カットした帯をくるっと丸めて、作りたいドーナツの大きさに合わせて円を作ります。
重なった部分をホチキスで留めれば、簡易的なセルクル(抜き型)の完成です。
ホチキスで留めた面は、生地に直接触れないように外側にするのがポイントです。
気になる場合は、ホチキスの上からセロハンテープなどで保護しておくと安心ですね。
この牛乳パック型なら、丸だけでなく、折り目をつけて四角や三角、ハート型など、好きな形にアレンジできるのも嬉しいところ。
「市販の型にはないオリジナルの形」を作れるので、子供と一緒に工作感覚で楽しむのもおすすめですよ。
使い終わったらそのまま捨てられるので、洗い物が減るのも地味に助かるメリットかなと思います。
アルミホイルを丸めて成形

「型で抜く」のではなく、「芯にして形を作る」という発想で役立つのがアルミホイルです。
特に、焼きドーナツを作りたいけれど真ん中の穴が塞がってしまう、という時にこの方法が重宝します。
まず、アルミホイルを適当な大きさに切り、くしゃくしゃと丸めて棒状にします。
それをさらに丸めて、直径2〜3センチくらいのしっかりとした「芯」を作ってください。
この芯を、グラシンカップやマフィン型の中央に立てて置きます。
あとは、その芯の周りに生地を流し込んで焼くだけです。
こうすることで、中央部分に生地がいかず、焼き上がるときれいなリング状のドーナツになります。
アルミホイルは自由に形を変えられるので、細長く丸めたアルミホイルにパン生地タイプのドーナツを巻き付けて、コロネのように成形してから揚げるという使い方もできますね。
熱伝導が良いので、芯の周りもしっかり火が通りやすいのが特徴です。
ペットボトルの蓋で穴あけ

ドーナツといえば、あの真ん中の穴が特徴的ですよね。
外側の大きな円はコップなどで抜けますが、真ん中の小さな穴をどうするか悩むことが多いのではないでしょうか。
そんな時にぴったりなのが、ペットボトルの蓋(キャップ)です。
実はペットボトルの蓋の直径は約3センチ程度で、一般的なドーナツの穴のサイズとして絶妙な大きさなんです。
使い方は簡単で、まずはコップやお椀で大きな円を抜き、そのど真ん中をきれいに洗ったペットボトルの蓋で抜くだけ。
ポンっと気持ちよく抜けます。
抜いた後の小さな丸い生地も捨てずに揚げれば、ひと口サイズのコロコロドーナツ(ドーナツホール)になります。
これをつまみ食いするのが、また楽しいんですよね。
蓋は少し深さがあるので、厚みのある生地でも抜きやすいのがメリットです。
ただし、生地がくっつきやすいので、使うたびに薄力粉を蓋の縁に少しつけるとスムーズに作業できますよ。
クッキングシートの上で絞る

オールドファッションのような固めの生地ではなく、フレンチクルーラーやイーストドーナツのような「柔らかい生地」を扱う場合は、型抜き自体が難しいことがあります。
そんな時は、型を使わずにクッキングシートを活用する方法がベストです。
まず、クッキングシートを10センチ四方くらいの正方形にカットし、作りたい個数分用意します。
そのシートの上に、絞り袋に入れた生地を直接リング状に絞り出していくのです。
これなら、型がなくてもきれいな円形を作ることができます。
そしてここからがポイントなのですが、揚げるときはシートごと油に入れます。
シートに乗せたまま油に投入することで、柔らかい生地でも形が崩れることなく揚げることができるんです。
揚げている途中でシートが自然と剥がれてくるので、そのタイミングで菜箸を使って取り出せばOKです。
油に入れる際は、火傷に十分注意してくださいね。
シートが油の中で浮いてくるので、慌てずに取り出しましょう。
100均のセルクルを活用

「家にあるもの」の範囲を少し広げて、100円ショップのアイテムを活用するのも賢い方法です。
最近の100均は製菓道具が本当に充実していて、ステンレス製のセルクル(底のない枠だけの型)も様々なサイズが売られています。
本来はケーキやムースを作るための道具ですが、これをドーナツの抜き型として代用するのも便利です。
特に直径8センチ前後のセルクルは、ドーナツの外形として使いやすいサイズ感ですね。
内側の穴用には、小さいサイズのセルクルや、先ほど紹介したペットボトルの蓋を組み合わせれば完璧です。
専用のドーナツ型を買うと千円以上することもありますが、100均なら数百円で揃います。
セルクルはドーナツ以外にも、パンケーキを厚く焼いたり、目玉焼きをきれいに焼いたりと用途が広いので、一つ持っておいて損はないアイテムかなと思います。
コップやお椀で型抜き
一番古典的ですが、やはり王道なのが食器を使った型抜きです。
どこの家庭にもあるコップやお椀、湯呑みなどが活躍します。
飲み口が薄いグラスなどを使うと、生地の断面がスパッと切れてきれいに仕上がります。
ポイントは、作りたいドーナツのサイズに合わせて食器を選ぶこと。
大きめのふんわりドーナツならお椀やマグカップ、小ぶりで可愛いドーナツなら細身のグラスやぐい呑みなど、サイズ調整が自由自在です。
ただ、食器は抜き型として作られているわけではないので、生地が内側に張り付いて取れにくくなることがあります。
これを防ぐために、コップの縁にたっぷりと打ち粉(強力粉または薄力粉)をつけてから抜くようにしましょう。
もし中の空気が密閉されて生地が出てこない場合は、指で優しく押し出すか、コップの底に穴が開いているようなデザインのもの(あればですが)を使うとスムーズかもしれません。
ドーナツの型を代用して失敗なく作るコツ

道具を代用したからといって、仕上がりが悪くなるわけではありません。
むしろ、ちょっとしたコツを押さえておけば、専用の型を使った時と同じくらい、あるいはそれ以上に美味しそうなドーナツが作れます。
ここでは、私が普段意識している「失敗しないためのポイント」をお話しします。
生地を冷やして扱いやすくする
型抜きドーナツを作る際、一番の失敗原因は「生地がダレて扱いにくくなること」ではないでしょうか。
特に代用品で型抜きをする場合、専用の型ほど切れ味が良くないこともあるため、生地の状態が非常に重要になります。
生地を作ったら、すぐに成形するのではなく、冷蔵庫で30分〜1時間ほどしっかりと休ませてください。
こうすることで生地中のバターや油脂が固まり、ベタつきが抑えられて扱いやすくなります。
生地が冷えて締まっていると、コップや牛乳パック型で抜いた時のエッジ(切り口)がきれいに残ります。
これが、揚げた時の美しい「腹割れ」やサクサク感に繋がるんです。
もし作業中に生地が柔らかくなってきたなと感じたら、無理に進めずに一度冷蔵庫に戻しましょう。
この「急がば回れ」の精神が、きれいな形を作る近道だったりします。
打ち粉でくっつきを防止

代用の型を使う場合、どうしても専用の抜き型に比べると生地離れが悪くなりがちです。
そこで重要になるのが「打ち粉」の存在です。
生地を伸ばす台の上だけでなく、代用する型(コップの縁やペットボトルの蓋など)にも、その都度しっかりと粉をつけてください。
「粉っぽくなるのが嫌だな」と思って打ち粉をケチると、型に生地がくっついて形が歪んでしまい、修正しようとして余計にいじくり回すことになります。
結果的にグルテンが出て食感が硬くなってしまうことも。
余分な粉は、揚げる直前にハケなどでササッと払えば大丈夫です。
成形の段階では、くっつかないことを最優先にして、ストレスなく作業できるようにしましょう。
特にペットボトルの蓋は小さいので、内側に生地が詰まりやすいです。
こまめに粉をつけてあげてくださいね。
揚げ油への入れ方のポイント
せっかくきれいに型抜きできても、油に入れる瞬間に形が崩れてしまってはもったいないですよね。
柔らかい生地を移動させる時は、スケッパーやフライ返しを使って、優しく持ち上げるのがおすすめです。
指でつまむと、そこだけ凹んでしまいます。
また、油に入れるときは「そっと滑らせるように」入れるのがコツです。
高い位置から落とすと油が跳ねて危ないですし、衝撃で形が変わることもあります。
鍋肌から静かに滑り込ませるイメージですね。
そして重要なのが、油に入れたら「表面が固まるまで触らない」ことです。
入れた直後に菜箸でつつくと、まだ柔らかい生地に傷がついてしまいます。
片面がきつね色に色づいて、プクッと浮いてくるまではじっと我慢。
この「見守る時間」が、きれいなドーナツに育てる秘訣かなと私は思っています。
ホットケーキミックスの活用法
生地作り自体を簡単にするなら、ホットケーキミックスを使うのも賢い選択です。
薄力粉やベーキングパウダーを計量して混ぜる手間が省けますし、何より失敗が少ないのが魅力です[2]。
ホットケーキミックスを使った生地は、少し粘り気が出やすい特徴があります。
そのため、通常よりも少し多めの打ち粉をするか、手に油を少し塗って丸めるなどの工夫をすると扱いやすくなります。また、豆腐やヨーグルトを混ぜて作るレシピなら、モチモチとした食感になり、手で丸めて形を作るのが容易になります。
型抜きが面倒な時は、少し固めに作ったHM生地を細長く伸ばして、端同士を繋げてリングにする「手ごね成形」もおすすめです。素朴な手作り感が出て、味のある仕上がりになりますよ。
ポン・デ・リング風の形を作る
ドーナツ型がないことを逆手にとって、型抜き不要の可愛い形に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
例えば、人気店のような「ポン・デ・リング」風の形です。
作り方はとても簡単。
生地を小さな一口サイズのボール状に丸め、クッキングシートの上に円を描くように並べてくっつけるだけです。
6〜8個くらいのボールを繋げてリング状にします。
この時、揚げる際バラバラにならないよう、隣り合う生地同士を少し水で濡らしてしっかり密着させておくのがポイントです。
この方法なら抜き型は一切不要ですし、ちぎって食べる楽しさも生まれます。
白玉粉やタピオカ粉を入れたモチモチ生地で作れば、食感も本物に近づいて面白いですよ。
見た目も華やかなので、プレゼントにしても喜ばれるかもですね。
ドーナツの型は代用で賢く楽しもう
ドーナツ作りには専用の型が必須だと思われがちですが、実は身の回りにあるもので十分に代用が可能だということがお分かりいただけたでしょうか。
牛乳パックやペットボトルの蓋、コップなどを使えば、お金をかけずに美味しいドーナツが作れます。
むしろ、代用品を使うことでオリジナルのサイズや形を作れたり、工夫する楽しさを味わえたりするのは、手作りならではの醍醐味かもしれません。
私も最初は「型がないと無理かな」と思っていましたが、やってみると意外となんとかなるものです。
ぜひ皆さんも、家にあるアイテムを上手に活用して、揚げたての美味しい手作りドーナツを楽しんでみてくださいね。
お部屋に甘い香りが広がる幸せな時間を過ごせますように。
