ホームセンターで長年、日曜大工や園芸用品を担当してきたゆたりんです。
最近は家庭菜園にもハマっています。
庭やベランダにぴったりなサイズの鉢が見つからず、大型のプランターの自作に挑戦したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
木材の選び方やホームセンターの活用法、費用の目安や組み立てのコツなど、知っておきたいポイントがたくさんありますね。
この記事では、初心者の方でも失敗しないための設計や塗装の方法まで、私の経験を交えながら詳しく解説していきます。
- 大型プランター作りに適した木材の選び方
- ホームセンターのカットサービスを利用するコツ
- 長持ちさせるための塗装や排水の工夫
- 安全で失敗しない具体的な組み立て手順
大型のプランターの自作の魅力

市販品にはない自由なサイズやデザインで作れるのがDIYの醍醐味ですね。
ここでは、材料選びから費用まで、作る前に知っておきたい基本事項をまとめました。
おすすめの木材と選び方
プランターを作る際、一番悩むのが木材選びかと思います。
ホームセンターの資材売り場には様々な種類が並んでいますが、屋外で土や水を入れて使うことを考えると、耐水性と耐久性が重要になります。
私のおすすめは、比較的安価で加工しやすい杉材ですね 。
特に赤身と呼ばれる中心部分に近い木材は、水に強く腐りにくいという特徴を持っています。
また、防腐剤が注入されたSPF材も、日曜大工の定番として扱いやすく人気があります。

ただし、家庭菜園で直接土を入れて野菜を育てる場合は、化学系の防腐剤が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、無塗装の天然木を選び、安全性の高い自然塗料で保護するのが安心ですね。
ポイント:
用途に合わせて、杉の赤身や防腐処理材などを賢く使い分けましょう。
ホームセンターでのカット

大きな作品になるほど、木材の切り出し作業は大変になります。
長い木材をまっすぐ、しかも同じ長さに複数本切り揃えるのは、慣れていないと意外と難しいものです。
そこでぜひ活用していただきたいのが、ホームセンターの木材カットサービスです。
1カット数十円程度で、専用の大型機械を使ってミリ単位の正確さで切ってくれますよ。(私がいた所は当時ワンカット30円でした)
自分でノコギリを使う労力や時間を大幅に節約できるだけでなく、仕上がりも格段に綺麗になります。
事前に簡単な設計図や木取り図を書いておき、木材担当の方やサービスカウンターでお願いするだけなのでとても簡単です。
持ち帰りの際の車への積み込みも、短くカットされていれば安心ですね。
スムーズに作業を進める第一歩です。
必要な道具と費用の目安

DIYを始めるにあたって、どんな道具が必要で、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
最低限必要なものとして、木材を接合するための電動ドライバー、木工用ビス、そして長さを測るメジャーや差し金が挙げられます。
電動ドライバーは、今後も日曜大工を続けるなら一台持っておいて損はありませんが、ホームセンターのレンタルを利用するのも賢い選択です。
| 道具・材料 | 目安費用 |
|---|---|
| 電動工具類 | 約3000円(レンタル活用可) |
| 木材・塗料一式 | 約5000円〜8000円程度 |
注意:
費用はあくまで一般的な目安です。
使用する木材のグレードによって大きく変動します。
レンタル工具もホームセンターによって価格がかなり違います。
最終的な判断は専門家にご相談くださいというほど大げさではありませんが、予算に合わせて材料を選んでみてくださいね。
キャスター付きで移動も楽に

大きな鉢にたっぷりの土と水が入ると、想像以上の重さになります。
一度設置してしまうと、掃除の際や季節に合わせて日当たりの良い場所へ移動させたい時に、一人では動かせなくなってしまうことも。
そこでおすすめしたいのが、底面にキャスターを取り付けるというアイデアです。
ホームセンターの金物コーナーには、耐荷重の大きい丈夫なキャスターが種類豊富に揃っています。100均にも価格は100円ではないですが、しっかりとしたキャスターを置いてある店舗も増えてきました。
ストッパー付きのものを選べば、普段はしっかり固定できるので安心ですよ。
取り付ける際は、底板が重みでたわまないよう、補強の板を入れた頑丈な部分にビス止めするのがコツです。
移動が楽になるだけで、ベランダや庭の使い勝手が劇的に向上しますので、ぜひ検討してみてください。
耐久性を高める塗装のコツ
屋外で常に雨ざらしになり、内側は湿った土に触れ続けるため、木を長持ちさせるための塗装は非常に重要な工程です。
塗料は必ず屋外木部用の保護塗料を選んでください。
木目を生かした浸透タイプのステイン塗料なら、木の呼吸を妨げず、ナチュラルな雰囲気に仕上がりますよ。
塗装のコツは、組み立てる前にすべての木材の裏表、そして切り口までしっかりと塗っておくことです。
特に水を吸いやすい切り口は、念入りに二度塗り、三度塗りをすると耐久性が大きく変わります。

豆知識:
塗料が完全に乾いてから組み立てることで、接合部分からの腐食を防ぐことができます。
定期的に塗り直しを行うことで、愛着を持って長く使い続けることができます。
大型のプランターの自作の手順
基本の準備が整ったら、いよいよ実際に形にしていく工程です。
安全に配慮しながら、丈夫で実用的なものに仕上げていきましょう。
簡単な設計図の作り方
いきなり木材を買いに行くのではなく、まずは簡単な設計図を作成することをおすすめします。
難しく考える必要はありません。
チラシの裏でも構いませんので、作りたい理想の寸法を書き出し、それに合わせて必要な板の枚数と長さを計算していきましょう。
ここで重要なのが、板の厚みを考慮して寸法を計算することです。
板が重なる部分の寸法を間違えると、完成時のサイズが変わってしまったり、隙間ができてしまったりします。

私の経験上、簡単なスケッチを描いておくだけで、ホームセンターでの買い出し時にも迷わず、組み立て時のミスもグッと減らすことができますよ。
まずは頭の中のイメージを紙に書き出すことから始めてみましょう。
組み立て時の注意点
いよいよ組み立てです。
木材同士をビスで固定していきますが、ここで一つ大切なポイントがあります。
それは、いきなりビスを打ち込むのではなく、必ず下穴を開けるということです。
ドリルで細い穴をあらかじめ開けておくことで、ビスを打ち込んだ時に木材が割れてしまうのを防ぐことができます。

特に板の端の方や、硬い木材を使う場合は必須の作業ですね。
また、組み立ての際は、平らな場所で作業を行うことが基本です。
少しのズレが後々大きな歪みにつながってしまうため、差し金を使って直角をしっかりと確認しながら、焦らず丁寧に作業を進めていきましょう。
注意:
電動工具を使用する際は、安全メガネを着用するなど、ケガには十分注意してください。
土の容量と排水の工夫
大きな鉢になるほど、中に入る土の量は多くなります。
例えば、幅90cm奥行30cm高さ30cmの場合、計算上は約80リットルもの土が必要になります。
これだけの量が入ると、水はけが悪いとすぐに土が過湿状態になり、植物の根腐れを引き起こしてしまいます。
底板には必ず水抜き用の隙間を空けるか、ドリルで複数の穴を開けておきましょう。
さらに、土を入れる前に底面に鉢底石をたっぷりと敷き詰めることで、排水性と通気性が格段に良くなります。
また、直接木材に土が触れるのを防ぐために、内側に透水性の防草シートなどをタッカーで張り付けておくと、木材の腐食を遅らせる効果も期待できますよ。
植物の健康のためにも大切な工夫です。

家庭菜園で野菜を育てる
自分で作った愛着のある鉢で育てる野菜は、格別の美味しさがありますよね。
深さが30cm以上あれば、トマトやナス、キュウリといった実のなる夏野菜から、大根やニンジンなどの根菜類まで、かなり幅広い種類の野菜づくりに挑戦できます。
土の量が多い分、水分や温度の変化が緩やかになるため、実は小さな鉢よりも植物が育ちやすいというメリットもあるんです。

私も最近、自作の箱でミニトマトを育て始めましたが、毎日の成長を観察するのが本当に楽しみです。
野菜を育てる場合は、使用する木材や塗料が植物や人体に悪影響を与えないか、安全性をしっかりと確認した上で材料を選ぶようにしてくださいね。
収穫の喜びはDIYの疲れを吹き飛ばしてくれます。
おしゃれに仕上げるアレンジ

せっかく自分で作るなら、市販品にはない自分好みのデザインに仕上げたいですよね。
例えば、側面の板に異なる幅の木材を組み合わせたり、表面をバーナーで軽く炙って焼き杉風にアレンジしたりすると、グッと本格的な雰囲気が出ます。
また、アンティーク調の金具やネームプレートを取り付けるだけでも、おしゃれなカフェ風のインテリアのような仕上がりになります。
塗装も一色でベタ塗りするのではなく、わざとやすりをかけて使い込まれたシャビーシックな質感を出すのも人気ですね。
豆知識:
お庭やベランダの雰囲気に合わせて、外壁や他の家具と色合いを統一すると、空間全体にまとまりが出ます。
DIYならではの自由な発想を存分に楽しんでください。
大型のプランターの自作のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ホームセンターで揃う材料を使った、大型のプランターの自作について詳しく紹介してきました。
自分の手で寸法を測り、木材を選び、組み立てていく過程は、大変な部分もありますが、完成した時の達成感は何物にも代えがたいものがあります。
一度基本の作り方をマスターしてしまえば、サイズ違いや形違いなど、様々な応用が利くようになりますよ。
もちろん、費用や安全性に関する情報はあくまで一般的な目安ですので、正確な情報はホームセンターの公式サイトをご確認ください。
構造に関する最終的な判断は専門家にご相談いただくのが確実です。
ぜひ今回の記事を参考に、あなただけのオリジナル作品づくりに挑戦してみてください。




