お子さんの髪にガムがくっついてしまって、どうやって取るのがいいのでしょうか。私も以前子どもが公園から帰ってきたら髪にガムがべったりついていて、あわてた経験があります。ハサミで切ってしまうのは最終手段にしたいですよね。
実は、氷やドライヤー、ピーナッツバターなど、家にあるものを使えば髪を傷めずにガムを取り除くことができるんです。
この記事では、ホームセンターで長年日用品や日曜大工コーナーを担当してきた経験も踏まえつつ、髪についたガムの取り方をいくつかご紹介していきます。
子供の髪についてしまった場合の対処法や、美容院に頼るべきタイミングについても触れているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 髪についたガムを自宅にあるもので取る具体的な方法
- 子供の髪についたガムを優しく処理するコツ
- 髪を傷めずにガムを取るための注意点
- 自分で取れないときの美容院への相談の仕方
髪についたガムの取り方の基本を知ろう
ここからは、髪についたガムの取り方について、基本的な考え方や具体的な方法を順番にご紹介していきます。慌てて無理に引っ張ってしまうと髪が余計に絡まってしまうので、まずは落ち着いて対処法を確認していきましょう。
髪にガムがつく原因と対処の心構え
髪にガムがつく場面としては、公園の遊具や椅子に貼り付いていたガムに気づかず座ってしまったり、お子さんが遊びながらガムを口から出して髪につけてしまったりすることが多いように思います。私自身、ホームセンターで働いていたころ、来店されたお客様からも「子どもの髪にガムがついて困っている」というご相談を受けたことが何度かありました。
ここで大事なのは、とにかく焦らないことです。ガムは常温だと柔らかくベタベタしていますが、これは裏を返せば温度を変えることで性質をコントロールできるということでもあります。冷やして固める、温めて溶かす、油分でなじませて滑りをよくするなど、いくつかのアプローチがあるので、髪質やガムの付着状況に合わせて試してみるのがおすすめです。
無理に指やブラシで引っ張ると、髪が絡まって余計に取れにくくなったり、切れ毛の原因になったりすることがあります。まずは焦らず、これから紹介する方法を順番に試してみてください。
また、ガムがついた部分の髪の量が多い場合や、根元近くにべったりついてしまっている場合は、無理に自己流で対処せず、早めに美容院へ相談することも視野に入れておくと安心です。
氷で固めてガムを取る方法
髪についたガムの取り方として、まず試していただきたいのが氷を使う方法です。ガムは温度が下がると硬くなり、粘着力が弱まる性質があるので、これを利用します。
やり方はシンプルで、ビニール袋に氷を入れて、ガムがついた部分にしばらく当てて冷やすだけです。5分から10分ほど冷やすと、ガムがカチカチに固まってくるのが目安です。ガムが硬くなったら、指先で少しずつつまむようにして剥がしていきましょう。パリパリと割れるように取れることが多く、髪へのダメージも比較的少ないのが利点です。
氷水を入れたコップやペットボトルを直接当てるのも手軽でおすすめです。冷やしすぎて肌が冷たくなりすぎないよう、様子を見ながら行ってくださいね。
この方法は特別な道具がいらず、キッチンにある保冷剤や氷でも代用できるので、外出先で困ったときにも実践しやすい方法だと思います。ただし、ガムが完全に固まりきらないうちに引っ張ると、糸を引くように伸びてしまうことがあるので、しっかり冷やしてから作業するのがコツです。
ドライヤーの熱を使ったガムの取り方
反対に、熱を利用してガムを柔らかくし、滑らかに取り除く方法もあります。ガムは温めると粘度が下がり、髪の毛からするりと離れやすくなる性質があるためです。
手順としては、ドライヤーの温風をガムがついた部分に数十秒当てて、少し柔らかくなったところで、ティッシュペーパーやラップなどを使ってガムを包み込むようにしてつまみ取ります。直接指で触るとガムが指にもくっついて広がってしまうので、ラップやビニール手袋越しに扱うのがポイントです。
温めすぎると頭皮に熱が伝わって不快に感じたり、髪が傷んだりする可能性があります。温風は少し離した位置から当てるようにし、様子を見ながら加減してください。
また、ガムが柔らかくなりすぎると逆に髪全体に広がってしまうこともあるため、様子を見ながら少しずつ温めるのがコツです。氷で冷やす方法と比べると扱いにコツがいりますが、氷がすぐに用意できない場面では試してみる価値のある方法だと思います。
ピーナッツバターを使った落とし方
意外に思われるかもしれませんが、ピーナッツバターも髪についたガムの取り方としてよく知られている方法のひとつです。ピーナッツバターに含まれる油分がガムの粘着成分となじみ、髪から剥がれやすくしてくれます。
使い方は、ガムがついた部分にピーナッツバターを少量なじませるように塗り込み、指でやさしくもみほぐしていきます。しばらくするとガムがゆるんで髪から離れやすくなるので、ゆっくりとほぐしながら取り除いていきましょう。取れたあとはベタつきが残るので、シャンプーでしっかり洗い流してください。
ピーナッツバター以外にも、油分を含むもので同じような効果が期待できます。次にご紹介するマヨネーズやオリーブオイルも似た原理を利用した方法です。
ナッツアレルギーのあるお子さんに使う場合は注意が必要ですので、心配な場合は避けて、後述するオイル系の方法を選ぶようにしてください。
マヨネーズやオリーブオイルでの取り方
キッチンにある調味料やオイルを使う方法も、髪についたガムの取り方として根強い人気があります。マヨネーズやオリーブオイル、ベビーオイルなどに含まれる油分が、ガムのベタつきをやわらげてくれる仕組みです。
ガムがついた部分に、マヨネーズやオリーブオイルをたっぷりと塗り込み、数分ほど置いてから指でやさしくもみほぐします。油分がガムに浸透してくると、するすると髪から離れていきやすくなります。取れたあとは、ベタつきが残らないようにシャンプーを二度洗いするくらいの気持ちでしっかり洗い流すのがおすすめです。
ピーナッツバターよりもさらっとしていて扱いやすいと感じる方も多いので、家にどちらもある場合は好みで選んでみてください。
においが気になる場合は、無香タイプのベビーオイルを使うと洗い流したあとも比較的すっきりしますよ。
場面別に見る髪についたガムの取り方
ここからは、対象や状況に応じた髪についたガムの取り方について、もう少し具体的にお伝えしていきます。特にお子さんの髪の場合は、大人よりも慎重な対応が必要になる場面もあるので、参考にしてみてください。
子供の髪についたガムを優しく取る方法
お子さんの髪にガムがついてしまった場合は、大人以上にやさしく丁寧に対応してあげることが大切です。子供の髪や頭皮は大人よりデリケートなので、無理に引っ張ったり、強くこすったりするのは避けたいところです。
おすすめの手順としては、まず氷で冷やしてガムを軽く固め、様子を見ながら少しずつほぐしていく方法が扱いやすいと思います。お子さんが痛がったり嫌がったりしたら、いったん手を止めるようにしてあげてください。じっとしているのが苦手なお子さんの場合は、動画を見せたり、声をかけながら気を紛らわせてあげると作業がスムーズに進みやすいです。
頭皮に近い部分にガムがついている場合や、なかなか取れずに長時間格闘してしまいそうな場合は、無理をせず美容院へ相談することをおすすめします。
取れたあとは、頭皮や髪に負担がかかっていないか確認しながら、いつも使っているシャンプーでやさしく洗い流してあげましょう。
自宅にあるものでできる応急処置
外出先や忙しい時間帯にガムがついてしまったときは、家にあるものを使ってひとまず応急処置をしておくと安心です。氷が使えない場面では、冷たい飲み物のペットボトルをガムに当てて冷やすだけでも、ある程度粘着力を弱めることができます。
また、リップクリームやハンドクリームなど、油分を含んだアイテムが手元にある場合は、少量をガムになじませておくだけでも、あとで本格的に処理する際に取れやすくなることがあります。その場で無理に完全に取ろうとせず、応急的にガムの粘着を弱めておくくらいの気持ちで対応するのがポイントです。
ヘアクリップやヘアゴムでガムがついた部分をまとめておくと、他の髪に広がるのを防げます。帰宅してから、じっくり本格的な処理に取りかかりましょう。
自宅に戻ったら、前述の氷やオイルを使った方法で改めてしっかり対処してあげてください。
美容院でプロに相談する場合の流れ
自分でいろいろ試してもガムが取れない場合や、範囲が広くて対応しきれないと感じた場合は、無理をせず美容院に相談するのもひとつの手です。美容師さんはガムの処理に慣れていることも多く、髪への負担をできるだけ抑えながら対応してもらえる可能性があります。
美容院に相談する際は、事前に電話で「髪にガムがついてしまったので見てもらえますか」と伝えておくと、当日スムーズに対応してもらいやすいと思います。自己流で油やドライヤーを使ったあとに相談する場合は、何を使ったかも伝えておくと、美容師さんも状況を判断しやすくなります。
料金や対応方法はサロンによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。正確な情報や費用については、各美容院の公式サイトなどでご確認いただくことをおすすめします。
髪をできるだけ短く切りたくない、という場合は特に、自己処理よりもプロに任せたほうが結果的に髪へのダメージを抑えられることもあります。
ハサミで切る前に試したいこと
ガムが取れなくて焦ると、つい「もうハサミで切ってしまおう」と考えがちですが、できればそれは最終手段にしておきたいところです。一度切ってしまった髪は元には戻らないので、特に長さにこだわりがある方や、お子さんの前髪など目立つ部分の場合は、慎重に判断したいですね。
ハサミを使う前に、これまで紹介してきた氷、ドライヤー、ピーナッツバターやオイルといった方法を、時間をかけて何通りか試してみることをおすすめします。それでもどうしても取れない場合は、無理をせず美容院に相談するという選択肢も忘れないでください。
どうしても自分でハサミを使う場合は、ガムがついた毛束の根元ギリギリではなく、余裕を持った位置で少しずつカットするようにしてください。
切る範囲を最小限にとどめる工夫をすることで、見た目への影響を少しでも抑えられると思います。
髪を傷めずにガムを取るための注意点
髪についたガムの取り方を実践するうえで共通して気をつけたいのが、髪や頭皮への負担をできるだけ減らすことです。強くこすったり、無理に引っ張ったりする動作は、切れ毛や枝毛の原因になりやすいので避けましょう。
また、ドライヤーの熱を使う場合は温度や時間に注意し、頭皮にやけどのような刺激を与えないようにすることも大切です。オイル類を使ったあとは、油分が髪に残らないようしっかりシャンプーで洗い流し、必要であればコンディショナーで髪を整えてあげてください。
敏感肌のお子さんや、アレルギーが心配な場合は、使用する油分や食品について事前に確認しておくとより安心です。
体質や肌の状態には個人差がありますので、心配な場合は自己判断だけに頼らず、皮膚科など専門家に相談することも検討してみてくださいね。
髪についたガムの取り方まとめと予防法
ここまで、髪についたガムの取り方について、氷やドライヤー、ピーナッツバターやオイルを使った方法から、子供への対応や美容院への相談まで幅広くご紹介してきました。焦って無理に引っ張ったり、すぐにハサミで切ったりせず、まずは家にあるもので試してみることで、髪への負担を抑えながら対処できる可能性が高くなります。
予防という意味では、公園のベンチや椅子に座る前に軽く確認したり、お子さんにはガムを口に入れたまま遊ばないよう声をかけておいたりするだけでも、ガムが髪につくトラブルを減らせるかもしれません。
今回ご紹介した方法はあくまで一般的な目安であり、髪質や状況によって効果の感じ方には個人差があります。うまくいかない場合や不安がある場合は、無理をせず美容院や専門家にご相談ください。
ちょっとしたトラブルではありますが、正しい対処法を知っておくことで、いざというときも落ち着いて行動できると思います。この記事が、髪についたガムの取り方に悩む誰かの参考になればうれしいです。

