クローゼットのカビ対策はコンクリートでできている新築では必須です。
コンクリートに含まれている水分が抜けるまではカビが発生しやすいのです。
そうでなくてもクローゼットは湿気が溜まりやすくカビが生えやすいです。
洋服を入れていただけなのに、それが原因となってカビが生えてしまうくらい生えやすいのです。
そこで、出来てしまったクローゼットのカビを除去する方法についてと予防する方法について紹介します。
クローゼットのカビを除去する方法
クローゼットにカビが生えてしまったら、お風呂場のように水で洗い流すことができませんよね。
よくテレビCMで見かけるものはお風呂場用です。
水で洗い流す必要がある塩素系のカビ取り剤です。
クローゼットの場合、どのような方法でカビを除去するのか紹介します。
消毒用エタノール
消毒用エタノールを吹き掛けて、雑巾で上から下へ丁寧に拭いて拭き取ってください。
この時注意するのが、雑巾に付いたカビをクローゼットに付けないことです。
カビを拭き取れ切れなくなった雑巾は、新しいものでカビを拭き取るようにしていきましょう。
消毒用エタノールはドラッグストアなどで購入できます。
消毒用エタノールとはエタノールを80%に薄めたものです。
水分を含んでいないエタノールには殺菌効果がないので、水で薄めてあるものを購入してください。
99%がエタノールという無水エタノールというものも販売されていますが、こちらは殺菌効果がありませんので、クローゼットのカビを除去するには必ず消毒用エタノールを使って下さい。
逆性石鹸
逆性石鹸は、手洗いした後に殺菌目的で手にスプレーするというような使い方をしているもので、消毒用エタノールのように使えます。
逆性石鹸は、プラスに帯電しているので、マイナスのものに引き寄せられます。
カビはタンパク質やセルロースが主成分なので、マイナスに帯電します。
そのため、カビを逆性石鹸で拭き取れば、陽イオンがカビの細胞表面に強く吸着し、タンパク質やセルロースを変質させて細胞の構造を破壊してカビを殺菌してくれます。
逆性石鹸は、原液を水で200倍に薄めて使います。
そのため消毒用エタノールよりも経済的にはお得にクローゼットのカビを除去できます。
黒い斑点を落とす方法
カビが生えているというと黒い斑点が目に見えるのでわかりますよね。
実は消毒用エタノールや逆性石鹸でカビを殺菌できてもあの黒い斑点はそのままなのです。
クローゼットに染み付いてしまったカビの色、あの黒い斑点を落とすには、お風呂場用の水で洗い流す必要がある塩素系のカビ取り剤を使わないと落とすことは難しいです。
消毒用エタノールや逆性石鹸でカビは死滅していますので、問題はないのですが、ほとんどの方は黒い斑点が残っていれば気になるでしょう。
そこで黒い斑点を落とすために台所で使用している塩素系の漂白剤を使います。
塩素系の漂白剤はクローゼットの材質を傷めてしまったり、色が変色してしまう可能性があるので、まずは目立たない部分で試してみましょう。
お風呂場用の塩素系漂白剤は強力なので、クローゼットの黒い斑点を落とすのには使用しないようにしましょう。
クローゼットにカビが生えないように予防する方法
換気
クローゼットにカビが生えないようにするには、まずは定期的に換気をすることです。
晴れた日に定期的にクローゼットの中の物を全部出して、換気しましょう。温かい季節であれば窓も開けて換気をしましょう。
除湿機を使う
寒い季節や天候が悪かったりして窓を開けての換気が厳しいという場合には、除湿機を使うという方法が有効です。
クローゼットの物を出したら、除湿機を使って湿気がこもらないようにします。
この時、扇風機もあわせて使用すると効果的です。
除湿剤
クローゼットの中の湿気がカビの原因となりますので、除湿剤の活用は有効な予防策となります。
クローゼットのバーに引っ掛けるタイプの除湿剤が市販されていますが、これだけでは効果がありません。
必ずクローゼットの下に置き型の除湿剤を置いてください。
湿気というのは水分なわけですが、水分は当然ですが空気よりも重いため、下の方に溜まります。
クローゼットの床に近い部分から湿気が溜まっていくので、ここに除湿剤を置かないと効果が得られません。
布団や洋服の収納
布団や洋服をクローゼットに収納する時、気をつけないとカビを発生させる原因となります。
布団や洋服は湿気を吸いやすく、カビやダニが繁殖しやすいです。
クリーニングに出した衣類が戻ってきた時、ビニールのカバーが掛かっていると思いますが、掛かったままクローゼットに収納すると湿気が溜まり、服にカビが生える原因となります。
クローゼットを定期的に換気する際には、カビの予防として布団も天日干しをすることをオススメします。
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