子供がノロウィルスになると大人と違い、重症化してしまう危険性があります。
子供がノロウィルスになっても特効薬はありませんので、どうしたらよいのでしょうか?
また、ならないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
子供がノロウィルスに罹ったとき、どうすればよいのか?子供のノロウィルスと食事の関係及び対策について紹介します。
子供がノロウィルスに罹ったとき
子供がノロウィルスに罹ったとき嘔吐や腹痛、下痢が続きますが、無理して慌てて病院に連れて行く必要はありません。
ノロウィルスに子供が罹っても焦らず、まずは落ち着いて様子を見守りながら、症状が安定してきてから、病院に見てもらうようにしましょう。
ほとんどの場合、安静にしていることで症状はおさまり、回復してきますし、病院に行ってもノロウィルスに関しては特効薬があるわけではないので、対処療養しかできないのが現状だからです。
しかし、ノロウィルスというのは、厄介な細菌性の病気で、子供がノロウィルスに罹ったときは、特に脱水症状には十分気をつけなければなりません。
嘔吐が激しい時は、子供に水分を無理に取らせてはいけません。
そうすると余計に嘔吐する原因になりますので、少しずつ何回かに分けて水分を与え、脱水症状を起こさないようにしてやることが大事です。
また、ノロウィルスは、症状が収まってもそれから1週間程度は細菌が残っている可能性があるので、再発しないように十分に注意しなければなりません。
子供のノロウィルスと食事の関係
子供がノロウィルスに罹ったとき、栄養を付けさせようと無理に食べさせなくても大丈夫です。
ノロウィルスにかかると、食事が喉を通らなくなることがありますが、もしそうなったら思い切って絶食するくらいでも良いとされています。
また、ノロウィルスの感染経路は様々ですが、人間の口から入り込むことでもよく起こるので、食事には注意が必要です。
子供がノロウィルスに罹ったとしても治癒も早いので、少しくらい食事を抜いても、栄養が不足するような事態にはなりません。
しかし、脱水症状の予防のため、水分補給は冷たい飲み物は避け十分に補給するようにしましょう。
回復してきたら、薄いおかゆなどでゆっくりと食事を戻していくといいでしょう。
子供のノロウィルス対策
子供のノロウィルス対策として有効な特効薬はまだ見つかっていません。
一般的にはノロウィルスのような細菌性の感染病は、動物培養細胞でウィルスを増殖させるが普通なのですが、ノロウィルスに関しては、その増殖方法が発見できていません。
そして、ノロウィルスは、自己免疫力が1~2年で喪失してしまうので、有効なワクチン予防も期待できないと言われています。
今のところワクチンがないので、子供のノロウィルスの対策としては、下痢止めや整腸剤を投与するしかありません。
ただ、下痢止めの使用は、逆にノロウィルスの細菌を体内にとどめることになるので、回復を遅らせるとも言われ賛否両論です。
子供のノロウィルス対策として脱水症状を起こさないようにしましょう。
ノロウィルスに罹ると下痢や嘔吐をし、塩分やカリウムが失われ、脱水症状を起こしやすくなるので、スポーツドリンクや生理食塩水を人肌に暖めて飲むことでノロウィルス対策をしましょう。