ガスファンヒーターは、暖房器具の中でも暖房の効果が高いものとなるので、使用している方も多いでしょう。しかし、あなたの家のガスがプロパンなら、気にすべきことがあります。
ガスファンヒーターの特徴とプロパンガスで使用するなら注意すべきことについて紹介します。
ガスファンヒーターの特徴
暖房の効果は高い
暖房器具の中でも暖房効果の高いものの1つとして、ガスファンヒーターが挙げられます。
ガスファンヒーターは、ガスを燃焼させて発生させた熱で暖かくなるファンヒーターのことです。ファンが付いているので、暖かい風が部屋の空気を循環させてくれて、高い暖房効果を得ることが出来ます。
ガスの種類で使えないものも
室内を暖めるメインの暖房器具になるのですが、部屋の広さに適応していないガスファンヒーターを使用していると、快適な室温温度を得ることが難しかったり、時間がかかり、光熱費にも影響を及ぼします。
また、ガスを使用するので、ガスの種類のよって、使えるガスファンヒーターが限られてもしまいます。
プロパンガスと都市ガス
ガスを間違えると危険
ガスファンヒーターは、名前の通り、ガスを使用するわけですが、ガスには大きく分けてプロパンガスと都市ガスがあります。プロパンガス用のガスファンヒーターに都市ガスを使う事はできませんし、その逆で、都市ガス用のガスファンヒーターにプロパンガスを使う事は出来ません。
間違って使ってしまうと使用出来ませんし、事故の危険性が高まりますので、購入をする際には、ご自分のガスがどちらかなのか把握しておく必要があります。
返品出来ない?
もし間違って選んでしまい、違う種類のガスを器具に流してしまったら、返品出来ないこともあります。
このような場合には、ガス器具の専門技術を持った専門の業者に頼むと、プロパンガス用に、都市ガス用にと使えるようにしてもらえる場合もありますが、この費用だけで1万円以上は本体価格に余計にかかると思っていた方がよいでしょう。
余計な出費を出さないためにもプロパンガスと都市ガスは間違えないように気を付けましょう。
プロパンガスで注意すべきこと
コスト
ガスファンヒーターは、部屋全体を暖めるには効果的な暖房器具ですが、コスト面で言うと、同じ効果を得られる石油ファンヒーターより若干コストが高いことが多いです。性能の良いガスファンヒーターを使用すれば、石油ファンヒーターと同じくらいのコストで使用していく事も可能です。
ちなみに電気ファンヒーターよりは安く使う事が出来ます。ただし、この説明はガスでも、都市ガス用のガスファンヒーターの場合に限った話となります。プロパンガスは残念ながら、石油ファンヒーターと同等のコスト面は望めません。
プロパンガスのガス代に注意
ガスファンヒーターは、プロパンガスだとコストが高くなります。なぜなら、元々設定されているガスの利用料金が高いからです。
プロパンガスの料金は、地域によって違いがありますが、都市ガスより安い地域はないからです。都市ガスの1.5倍~2.5倍の料金が掛かるのが一般的です。電気を使用するエアコン並みに掛かると考えた方がよいでしょう。
家がプロパンガスの場合、部屋を暖めたいが、光熱費は抑えたいというのでしたら、ガスファンヒーターはオススメできません。
ガスファンヒーターの場合は、給油をしなくて良いですし、大量に使う地域でしたら、燃料タンクも不要、そして重量が軽くてコンパクトといったメリットもあります。このようなメリットが料金面でのコストのデメリットを上回るようであれば、プロパンガス用であってもガスファンヒーターを選ぶ価値はあるので、検討してみてください。