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てんかんは遺伝するのか?治療法とコントロールする方法

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てんかんという病気については知っているけれど、詳しくはわからないという方が多いです。

遺伝をしてしまう病気なのか心配している方が多いですね。

また、治療法ってどのようなことをやるのかについてもあまり知られていませんね。

そこで、てんかんは遺伝するのか?てんかんの治療法について紹介します。

また、てんかんを薬でコントロールする方法についても紹介します。

てんかんは遺伝するのか?


結婚を考えている相手がてんかんであったりする場合、てんかんという病気は、遺伝するものか不安になりますよね。

女性がてんかんであって、妊娠中にてんかんの薬を服用していた場合には、胎児に影響を与えやすい場合があると言われています。

しかし、てんかんは、ほとんどの場合において遺伝しないと言われています。

脳の損傷によって起こる症候性てんかんは遺伝しないことがわかっています。

ただ、てんかんが遺伝するのかについては、実は不明な点が多く、現状では詳しくわかっていません。

遺伝が関与していると言われているてんかんのタイプによっては、発作の起こりやすさ等を受け継いでいる事が判明しています。

しかし、このような場合でも、てんかんを引き起こすような別の原因があって初めて、てんかんを発症すると考えられているため、遺伝は関係がないとする説が有力です。

また、発作が起こりやすい等の遺伝の多くは良性のてんかんである場合がほとんどです。

このタイプは治癒しやすいので、あまり心配する必要はありません。

仮に結婚を考えている相手がてんかんであったりしても、現在では薬でコントロールできるようになっていますので、それほど心配しなくても大丈夫です。

てんかんであっても社会生活を普通に営む事が可能な病気となっています。

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てんかんの治療法


てんかんは、現在では薬でコントロールできるようになっています。

てんかんの治療法は、薬物治療が主流となっています。

場合によっては手術することもあります。

治療経過や患者の年齢、発作の頻度や発作のタイプ等を総合的に判断し、てんかんの治療法は決定されます。

てんかんの治療法のメインである薬物治療とは、抗てんかん薬を長期間に渡って服用する事により、発作を抑制したり、無くす事が出来ます。

抗てんかん薬が一種類の薬では、うまくコントロール出来ずに何種類もの薬を飲まなければならない場合もあります。

もちろん薬が効かない場合もあります。

このようなてんかんは、難治性てんかんと言い、外科手術による治療が必要な場合があります。

外科手術によるてんかんの治療は、脳の一部を切除する事により、電気信号の興奮を抑え、脳の活動を安定させて発作をコントロールできるようにするので、部分てんかんの場合に限り有効です。

てんかんを薬でコントロールするには


てんかんの治療法は薬物治療が主流となっていて、薬で発作をコントロールします。

適切な薬物治療をすれば、脳の神経細胞の電気的な興奮を抑えたり、興奮が他の神経細胞に伝わらないようにできます。

薬物治療で80%程度の方が発作をコントロールする事が可能となります。

てんかんを薬でしっかりとコントロールするには、お医者さんの指示に従い、毎日規則正しく服用することが大事です。

勝手に中断したりして、リズムが乱れてしまうと、再発する原因となってしまいます。

てんかんを薬でコントロールするには、長期に渡り服用する必要があります。

お医者さんの判断によって期間は違いますが、2~4年発作が起きていなくて、脳波検査で異常が見られなくなって初めて、薬の量を減らしながらという状態に入ります。

そして、薬の服用を止めた後も発作が再発する可能性がありますので、6ヶ月~1年に1回のペースで脳波検査を含む診断を定期的に受ける事が望ましいです。

約20%の方が、薬物治療では発作がコントロール出来ない難治性てんかんです。

この場合、手術等の治療法が検討されます。

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