おならがよく出るのは病気が関係しているのかもしれません。
おならが出るのは健康な証拠と言われますが、病気が原因でよく出ていることだってあるのです。
そこで、おならがよく出る病気とおならが臭いのは、病気によるものかもしれないについて紹介します。
また、おならがよく出る病気ががんの場合についても紹介します。
おならがよく出るのは何かの病気?
おならがよく出るのは、何かの病気が原因となっているからかもしれません。
病気とまではいかないが、体調に影響を及ぼす原因によっておならがよく出るようになっているかもしれません。
便秘もその1つですし、ストレスでもおならがよく出るようになると言われています。
おならがよく出る原因で一番多いのが空気を飲み込むことなのですが、呑気症という病気のため、おならがよく出ている可能性もあるのです。
呑気症とは、原因がはっきりとわかっていない、唾液と一緒に空気を飲み込んでしまう量が多くなる病気のことです。
また、腸などの消化器官に炎症が起きる難病であるクローン病でもおならがよく出るようになります。
おならがよく出るのが、がんの場合があります。
がんによって便が出にくくなったりするためにおならがよく出るようになります。
おならとがんについては後で紹介します。
おならがよく出るようになるのは、誰にでもあることです。
ただ、これが一過性ではなく長く続き、食事内容の改善などを行なっても改善しないような場合には、何らかの病気を疑ったほうがよいでしょう。
おならがよく出るのが病気で臭い場合
おならがよく出るのは病気によるものかもしれません。
病気でしかも臭い場合とはどのようなことが考えられるのでしょうか?
実は、健康な方のおならは、ほとんど臭わないのです。
おならは臭いというイメージが強いですが、おならが臭いのは、腸内環境が悪化していて、悪玉菌が繁殖しているからなのです。
反対に腸内が健康で善玉菌が多い場合には、おならをしても臭いはほとんどしません。
なので、おならがよく出て、臭いが普段よりもきついのでしたら、病気による影響かもしれません。
おならが臭い場合に考えられるのが、まずは便秘です。
腸内に悪玉菌が増えてしまうと、便秘になりやすくなり、おならも臭くなります。
しかも、便秘が長期間続くほど腸内に有毒なガスが溜まっていきますので、腸内の悪玉菌は増殖し、おならがますます臭くなり、便秘も頑固なものへとなってしまいます。
また、便秘とは真逆の下痢を繰り返したり、腹痛に襲われる過敏性大腸炎という病気でもおならがよく出るようになります。
これも腸内で悪玉菌が増えてしまっている事が原因です。
ほかにも胃や腸に何らかの病気がある場合やすい臓や肝臓、胆のうの病気がある場合でも、おならがよく出るようになり、しかも臭いことがあります。
おならがよく出る病気ががんの場合
おならがよく出る病気ががんの場合があります。
腸がんになるとおならがよく出るようになります。
おならがよく出るようになったり、臭いがキツくなるのが一過性ならば問題ありませんが、特に中高年以降の男性で長期間続くようなら、大腸がんや直腸がんなどを疑ったほうがいいかもしれません。
大腸がんや直腸がんはがんが大きくなると便の通路を塞いでしまいます。
その為、便秘になりやすくなったり、極端に便が細くなったりします。
便が長時間体内に留まるので、おならがよく出るようになったり、臭いことが多くなります。
おならがよく出るようになったり、臭いからと言って即、腸がんを疑う必要はありませんが、大腸がんは毎年新たに10万人が発症していると言われています。
大腸がんは早期の発見であれば治るがんなので、長期間このような状態が続くようでしたら、一度お医者さんに診てもらうとよいでしょう。