知っておくと役に立つ?

知っておくと役に立ちそうな情報を記録しています

健康

妊娠したら歯周病の治療は必須?妊娠中に歯周病を放置しておくリスク

投稿日:

0416ha

妊娠したら歯周病の治療をしてください。

妊娠中は歯周病や歯肉炎、虫歯など口の中のトラブルも多くなります。

実は妊娠中の歯周病の悪化は、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす事がわかってきています。

しかし、妊娠中は歯科治療ができないのではないかと心配している方も多いようですが治療は可能です。

なぜ妊娠したら歯周病の治療は必須なのかと妊娠中に歯周病を放置しておくことのリスクについて紹介します。

なぜ妊娠したら歯周病の治療が必要?


妊娠したら歯周病の治療は必須かといいますと母子感染を始め、様々なリスクがあるからです。

母親の口の中とお腹の中の赤ちゃんは関係がないように思われますが、妊娠中の歯周病はあなどれません。

妊婦の歯周病は低体重児や早産のリスクがあるのです。

それだけでなく、母子感染というリスクもあるのです。

さらに、現在では歯周病が原因で糖尿病や肺炎、心筋梗塞といったリスクも高まるという結果も出ているのです。

特に妊娠中は女性ホルモンの分泌が非常に盛んになり、このホルモンの影響によって細菌が増殖しやすくなり、さらにツワリなどの影響で口腔内の衛生状態が悪化しやすくなるのです。

スポンサードリンク

これによって引き起こされる「妊娠性歯肉炎」というものがあります。

妊娠中に歯周病を放置するリスク


早産や低出生体重児を出産した女性は、正常体重児を出産した女性よりも高い確率で歯周病であったという結果が出ています。

そのため、妊娠中に歯周病を放置しておくと早産や低出生体重児を出産するリスクが高くなるのです。

その原因は、歯周病の細菌による毒素や炎症性物質が血液を通して胎盤へ巡り、胎児の育成に悪影響を及ぼして早産を引き起こすのです。

妊娠中はツワリなど体調によって食事を摂るリズムが乱れがちで、歯みがきも不徹底になることもあるため、さらに歯周病のリスクが高まると言われています。

そして、母親がむし歯や歯周病の状態ですと、その原因菌が子供にもうつってしまう「母子感染」のリスクもあるのです。

妊娠しても歯周病の治療は可能


妊娠中にレントゲン撮影をしたり麻酔をしたりすることは、胎児に悪影響があると思われる方が多いようですが、妊娠中でも歯周病の治療は可能なのです。

妊娠初期は流産しやすい時期ですし、妊娠後期は胎児が大きくなり苦しい体勢での長時間の治療は避けるべきですので、安定期である妊娠4~8カ月に治療をするのが最適です。

レントゲン撮影をする場合は、胎児の安全を考慮して防護エプロンを着用することで可能となります。

レントゲン撮影は歯の部分の狭い範囲のみですので、直接腹部にX線が当たることはありませんので妊娠中でも可能なのです。

そして、歯科の麻酔は局所麻酔ですので、通常の使用量であれば腎臓でろ過されることにより心臓に戻りますので、胎児にまで影響は無いと考えられています。

スポンサードリンク

-健康
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

0308sigaisen

紫外線対策の日焼け止めの選び方と効果を得るための時間と量とは?

紫外線対策に日焼け止めを利用されている方も多いと思いますが、使い方次第で効果に違いが現れます。どのように使うことが良いと言えるでしょうか。 紫外線対策の日焼け止めの選び方と日焼け止めスプレーを効果的に …

0211onara

おならがよく出る原因とは?加齢やストレスとの関係とは?

おならがよく出る原因とは何でしょうか? よく出るようになった原因にはいくつかあります。 よく出るようになってしまったのを解消することは出来るのでしょうか? そこで、おならがよく出る原因について紹介しま …

kasi6

下肢静脈瘤の手術でストリッピングとスタブ・アバルジョンとは?

下肢静脈瘤の治療として手術があります。 もちろん、静脈瘤のタイプや患者さんの状態によって出来ない場合がありますが、出来るのでしたら、ほとんどが日帰りで済みますし、根本的に疾患を治す方法でもあるのでメリ …

kafun

花粉症のレーザー治療は発症後でも大丈夫?メリットとデメリット

花粉症のレーザー治療は、鼻粘膜にレーザーを照射して鼻粘膜のアレルギー反応を鈍くしようという治療です。 レーザー治療は花粉症に限らず、アレルギー性鼻炎の方でもおこなう方が増えてきている治療法です。 とこ …

ha2

歯周病の原因とは?歯茎のブラッシングの重要性と歯間ブラシの活用

歯周病は虫歯や口臭の原因となりますが、歯周病そのものの原因とは何なんでしょうか。そこで、歯周病の原因と予防のひとつとして大切な歯茎のブラッシングの重要性について紹介します。 また、歯周病の前段階である …