オリゴ糖は便秘の予防や改善、さらにダイエット効果も期待できます。
オリゴ糖と一言で言ってもいくつか種類があり、ダイエットに向いていないものもあります。
そこで、オリゴ糖の種類とダイエットの関係について紹介します。
また、オリゴ糖を摂取するには、どのような食材を食べれば良いのか、オリゴ糖が多く含まれている食材についてとオリゴ糖のカロリーについても紹介します。
オリゴ糖の種類とダイエット
オリゴ糖と一言で言っても20種類以上あり、全てがダイエットに効果があるとは言えません。
オリゴ糖は大きく分けて、消化性オリゴ糖と難消化性オリゴ糖があります。
消化性オリゴ糖はダイエットには不向きです。
小腸で吸収されてしまうオリゴ糖なので、大腸に行くまでの間に消化されてしまうからです。
糖尿病の方など糖質に敏感な方だと血糖値が乱高下してしまう危険性もあります。
消化性オリゴ糖の代表的なのがイソマルトオリゴ糖です。
一部消化性のオリゴ糖で安価で手に入ります。
オリゴ糖で安いものは、消化性オリゴ糖であるイソマルトオリゴ糖であることが多いです。
ダイエットに向いている難消化性オリゴ糖は、小腸で吸収されないオリゴ糖で大腸にまで届いてくれます。
そのため、腸内細菌の働きを活発にしてくれて、腸内環境を良くしてくれます。
血糖値も上がりませんし、体内に吸収されたとしてもカロリーは低いです。
>>オリゴ糖によるダイエットの効果|方法・摂取量と血糖値との関係
難消化性オリゴ糖の種類と特徴
難消化性オリゴ糖と言ってもいくつか種類があります。
代表的なものの特徴について紹介します。
フラクトオリゴ糖
オリゴ糖の中でも一番よく知られているのがフラクトオリゴ糖でしょう。
オリゴ糖の中では高価で、腸内細菌の活動促進効果やたんぱく質の消化吸収を助けてくれる働きがあります。
オリゴ糖の中では甘みが強いにもかかわらず、カロリーが砂糖に比べて1/2程度と低いので、ダイエット効果が高いとして人気のオリゴ糖です。
また、カルシウムの吸収も促進してくれるので、ダイエットだけではなく骨密度の低下を防ぐ目的で摂取する方もいます。
ガラクトオリゴ糖
オリゴ糖の中で唯一母乳に含まれている成分です。
さわやかな甘みですが、甘みそのものは弱く、整腸作用に効果があります。
他にたんぱく質の消化や吸収を手助けする働きもあります。
大豆オリゴ糖
砂糖のような甘さを感じることが出来るオリゴ糖ですが、カロリーは砂糖よりも約3割は低いです。
ビフィズス菌の増殖作用が高いので、整腸作用に効果があります。
乳果オリゴ糖
乳糖果糖オリゴ糖とか主成分がラクトスクロースというものなので、一般的にラクトスクロースと呼ばれることが多いです。
乳果オリゴ糖は、天然のサトウキビのしょ糖と牛乳の乳糖を原料に、酵素反応させて作られたもので、砂糖のような甘みがするので人気があります。
ビフィズス菌の増殖作用が高く、便秘や骨密度の改善などにも効果があると言われています。
腸管などで免疫機能を強くする効果もあるため、様々な病気の予防にも効果があると言われています。
キシロオリゴ糖
食物繊維の一種であるトウモロコシの芯のキシランを酵素で分解することによって精製されるオリゴ糖です。
低カロリーでビフィズス菌の増殖作用が高く、整腸作用が強いため便秘の改善効果が高いです。
ビートオリゴ糖
ラフィノースとも呼ばれている天然のオリゴ糖で、砂糖大根から精製され、特定保健用食品に認められている成分です。
甘さが弱く砂糖の2割程度しかありません。カロリーは砂糖よりも約3割は低いです。
整腸作用が強く、免疫力の向上やアトピー皮膚炎改善などのアレルギー改善の効果があります。
また、酸や熱に強いので、煮込み料理などの使用に人気があります。
オリゴ糖が多く含まれている食材
フラクトオリゴ糖
タマネギやゴボウ、アスパラガス、にんにくなど主に野菜に含まれています。ほかにバナナやはちみつにも含まれています。
ガラクトオリゴ糖
大豆や牛乳、乳製品に含まれています。
大豆オリゴ糖
その名のとおり、大豆や味噌、しょうゆなどの大豆製品に含まれています。
乳果オリゴ糖
加糖ヨーグルトの中で微量だけ生成されます。
キシロオリゴ糖
タケノコやトウモロコシに含まれています。キノコの一種にも存在が確認されています。
ビートオリゴ糖
キャベツやアスパラガスなどに含まれています。
オリゴ糖のカロリー
オリゴ糖は砂糖に比べてカロリーが低いので、砂糖の置き換えにすることで簡単にダイエット効果が得られるし、整腸作用もあるので便秘の改善もしてくれるなど様々な効果が得られるとして人気となりました。
カロリーはオリゴ糖の種類によって違います。
砂糖のカロリーは1g当たり約4キロカロリーなのですが、オリゴ糖は大体2~3キロカロリーです。
砂糖のよりも3割程度から半分ほどカロリーが低いものが多いです。
オリゴ糖は砂糖よりも甘みを感じることは少ないです。
そのためオリゴ糖で砂糖と同じ甘みを得ようとすると、オリゴ糖の使用量が増えてしまい、砂糖よりもカロリーが高いなんてこともあります。
摂取に量には気をつけましょう。
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