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歯周病で膿が出始めたら重症?その治療法と癌との関係

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歯周病で膿が出始めたらすぐに治療しましょう。

私自身、歯茎から膿がではじめた時点で、あわてて歯医者にかけこんだ一人なのですが、歯周病だと診断され、もしかしたら歯を抜かなければならないと言われたときには絶望的な気持ちになりましたが、幸い歯そのものは残すことができました。

膿が出始めるとはどんな状態なのでしょうか?

歯周病で膿が出始めたら重症なのか、その治療法について紹介します。

また、癌との関係についても紹介します。

歯周病で膿が出始めるのは危険な状態


歯周病で膿が出始めたらすぐに治療する必要があります。

歯周病には3つの段階があります。

まず最初の段階は「歯茎が痛い・少し腫れている」程度の「歯肉炎」の状態です。

この時期にしっかりケアを行えば、これ以上の進行を食い止められるという状態です。

しかし悪化させてしまうと2つ目の段階となる「歯周病」という状況になります。

歯周病になると、出血がみられはじめたり、歯茎が下がってきたりします。

さらに進行した3つ目の段階が「歯槽膿漏」です。

この状況になると歯茎がブヨブヨに腫れ、膿が出てきます。

ここまでくると歯がゆれはじめ、硬いものを食べることが困難になります。

歯槽膿漏になると恐ろしいのは、1本だけにとどまらず周囲の歯にも広がってしまう可能性があるということです。

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歯周病で膿が出始めるということは、歯がかなり危険な状態であるサインなのです。 

歯周病の治療


歯周病で膿が出ているのでしたら、早急に治療が必要な状態です。

歯周病の治療の基本は「歯石を取り除くこと」ですが、末期の歯周病である「歯槽膿漏」となると「歯と歯茎の隙間に器具を挿入して歯茎の中を手探りで取り除く治療」では不十分となり、フラップ手術と言われる「麻酔後に歯の周囲の歯茎を切開して、歯茎の奥の汚れを直視下で取り除く治療」が必要な場合もあります。

それ以外にも、かみ合わせを調整したり、歯の神経をとったり、「歯を分割や連結をして歯のぐらつきや欠損を補う処置」を行う場合もあります。

症状が進行しているほど、治療に時間がかかり、費用もかさむことになります。

歯槽膿漏の治療だと、概ね4ヶ月~1年以上が目安になります。

歯周病と癌との関係


歯周病で膿が出るようなことにならないように、まずは日ごろのケアと定期検診、そして異常を発見したら「そのうちに」とは考えずに、すぐに歯医者さんに相談することが大切になってきます。

さらにお伝えしたいのは、歯磨きや日ごろのケアを行っているにもかかわらず、急激に歯槽膿漏を発生した場合、体自体の免疫力が低下している場合もあるということです。

歯周病が発生した原因が口の中にあるのではなく、免疫力が低下し内臓疾患によるものかもしれないということです。

私自身、歯槽膿漏を発症した3か月後に癌を患い手術を行ったという経験者です。

心当たりのある方は、歯医者さんに行くと同時に、全身のチェックも行ってみるべきではないでしょうか。

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