毛布は布団の上に掛けていますか、それとも下ですか?
また、これはどちらが良いのか?なんて話題になりますね。
そこで、毛布と布団はどちらが上のほうが効果的なのかについて紹介します。
また、敏感肌のため、毛布は絶対布団の上という方もいます。
敏感肌にオススメの毛布についても紹介します。
毛布と布団、どっちが上?
毛布は布団の上に掛けるのが効果的、または下の方が効果的などと話題になっていたりします。
これはどちらは正しいのでしょうか?
答えは毛布の種類によります。
私たちの身体は眠ることで疲労を回復させています。
日中にフル回転して疲れている脳や内臓は、寝ている間に冷却させることで回復を図っているのです。
脳や内臓を冷却させる、つまり体温を下げる必要があります。
そのため、私たちの身体は寝ている時、汗をかき、体内の熱を外に放出させるために皮膚から水蒸気を放出しているのです。
しかし、寒い季節になると、身体の周りを布団や毛布で覆ってしまうため、吸湿性のない寝具を使っていると、皮膚から水蒸気の放出が上手く行われず、体温を下げることが十分に行われなくなってしまいます。
素材によって使い分ける
体温を下げ、脳や内臓を冷却させ、疲労回復するのを邪魔しないように吸湿発散性の良い寝具を使うことが大切になってくるのです。
ウール、キャメル、シルクなどの天然素材系の高機能な素材の毛布は、布団の中が蒸れにくく、汗と水蒸気を速やかに処理してくれます。
このような素材の毛布は、布団よりも吸湿性が高いので、布団の下の方が効果的です。
アクリルやマイクロファイバーなどの化学繊維の毛布の場合は、吸湿性が低いので、反対に布団の上に掛けた方が効果的です。
ただし、上の掛ける毛布の場合、薄手の軽量のものにしましょう。
重いものを布団の上に掛けてしまうと、布団が潰され、空気量が減り、布団の吸湿性が低下する要因となってしまいます。
敏感肌にオススメの毛布
敏感肌の方は毛布の種類によってはチクチクして眠れなかったり、肌が荒れてしまう方もいますね。
これは化学繊維系や純毛系の毛布を使うとよくみられる傾向です。
このような素材は、静電気などによってホコリが吸いつきやすいので、アレルギー体質の方にも向かない素材です。
では、敏感肌やアレルギー体質の方はどのような毛布が適しているのでしょうか?
オススメはシルク毛布と綿毛布となります。
シルク毛布は、薄くても保温性が高いですし、吸湿性に非常に優れているので、寝汗をかいてもしっかり吸収してくれます。
そのため、布団内の空気がサラサラしているので、眠りを妨げません。
静電気が起きにくいので、アレルギー体質の人や赤ちゃんにもオススメの素材です。
しかし、価格面が割高です。
特にシルク100%は高価となります。
また、紫外線に非常に弱く、変色もしやすいです。
洗濯にも弱く、生地も長持ちしないので、コストパフォーマンスが悪いのが欠点です。
綿毛布は、繊維の先が丸くなっているため、敏感肌の方にはオススメです。
通気性も良く、吸湿性が非常に優れています。
しかし、保温性はあまり高くないため、寒い季節には快適に使えません。