ノロウィルスは毎年日本で流行し、しかも集団感染するので厄介な症状ですね。
日本だけではなく、世界各地に大きな被害をもたらしています。
ノロウィルスの感染者は非常に多く、食中毒患者のうちの3割以上を占めていると言われています。
そこでノロウィルスとはどういったものなのか?
感染経路はどうなっているのかについて紹介します。
また、おもな症状と潜伏期間の時期についても紹介します。
ノロウィルスとは?感染経路は?
ノロウィルスとは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こす恐ろしいウィルスの一種で、これに感染すると色々な症状が出てきます。
ノロウィルスは、一般的には貝類などを食べることなどで起こることが多く、食中毒の原因になることがよくあります。
また、感染した人の糞便や嘔吐物などからノロウィルスに感染することもよくあります。
ノロウィルスは、乾燥したものから出る塵埃などから、経口感染して、十二指腸や小腸上部で増殖するので、下痢を引き起こします。
十二指腸近くの小腸上皮細胞を脱落させる恐ろしい細菌で、死に至ることはめったにないのですが、十二指腸潰瘍を誘発する危険性があると言われています。
ノロウィルスの症状
ノロウィルスは、小児から成人まで幅広い年齢層に感染するので、感染予防に努めなければなりません。
感染してもほとんどが2日ほどすれば治癒しますので、安静にしていれば、後遺症が残ったり、大きな病気に発展することなどないので大丈夫です。
しかし、免疫力の弱い子供や高齢者の方がノロウィルスに感染した場合は、長引くことや重症化することもがあるので注意が必要です。
ノロウィルスの症状ですが、嘔吐、下痢などが起こり、厳しい脱水症状が現れます。
ただ、中にはノロウィルスに感染しても、あまり症状が出ない人もいて、風邪のような症状で終わる人もいます。
良く出るノロウィルスの症状として、差し込むような腹痛に襲われることがありますが、その場合は水分補給が必至です。
ノロウィルスの症状は、非常に個人差が激しく、酷い人は、激しい吐き気や嘔吐が続きますし、悪寒、そして、38℃程度の発熱が出ることもあります。
ノロウィルスの潜伏期間の時期
ノロウィルスの潜伏期間は大体、感染後、症状が出るまでは、24~48時間くらいと言われています。
この潜伏期間は、ノロウィルスだけでなく、他のウィルス性胃腸炎なども同様の潜伏期間と言われています。
潜伏期間の後、よく現れる症状が嘔吐や下痢、腹痛などです。
基本的に、ノロウィルスに感染した人は、一週間程度糞便中に細菌が排泄され続けるといわれているので、油断は禁物です。
ノロウィルスに感染して潜伏期間の後に嘔吐がある方は、胃に何かしらの異常が生じていると言えるので注意が必要です。