軟骨ピアスはその名の通り、軟骨にピアスをするというものです。
芸能人でもしている人が増えたことにより、かなりやっている方が増えてきていますね。
軟骨ピアスとはどういったものなのかから、軟骨ピアスの位置と呼び方、そして位置の決め方について紹介します。
また、軟骨ピアスを開けた後のアフターケアについても紹介します。
軟骨ピアスとは
軟骨ピアスとは、耳たぶ以外の耳の部位は軟骨でできているので、この軟骨にするピアスという意味ですね。
ピアスというと耳たぶにつけるものだと思っている方も多いですが、耳たぶは、ボディピアスのうちの「ロブ」って呼ばれる部分で、耳にピアスは、ほかにヘリックス、トラガス、アンチトラガス、ロック、スナッグ、インダストリアルとあります。
耳たぶにピアスをしていないで、最初から軟骨ピアスの方はまれでしょう。
耳たぶにピアスをしているのが一般的なので、軟骨ピアスはセカンドピアスに選ぶ人が多いです。
そのため軟骨ピアスのことをセカンドピアスという方もいます。
ピアスに慣れてくると次はどこに開けようかなと考える方は当然いますね。
そこで体中が候補となるわけですが、口の周りや舌、へそに付けるのはちょっと抵抗がある。
そんな方が抵抗感が少なく取り組めるのが耳の軟骨ピアスですね。
普通にピアスしているよりもアレンジができるので、オシャレをするには向いています。
軟骨ピアスの位置と呼び方
軟骨ピアスは開ける位置によってそれぞれ呼び方が変わりますので紹介します。
へリックス
耳の一番外側の縁の軟骨である「耳輪」と呼ばれる部分に付けるピアスです。
耳の形はそれぞれ違うので、上下に移動させてよく見える位置を探します。
この場所はいくつものピアすをする方がいる位置です。
トラガス
耳の穴の上にかぶさっている三角の出っ張った部分に付けるピアスです。
ここに小さめのピアスをつけると綺麗でかわいいので、特に女性では付けている方が多い位置です。
アンチトラガス
トラガスの反対側にある内側の縁の小さなところに付けるピアスです。
耳の下側にある唯一の軟骨部位で、耳の軟骨の中で、ここに付ける方は少ないので、オリジナリティ溢れるスタイルが楽しめます。
ロック
耳の一番上部と耳の穴の中間くらいにある、山折れになっている部分に付けるピアスです。
ここも付けている方が多い人気のある位置で、垂らしたジュエリーが付いているリングなどを付けるとオシャレに見えます。
スナッグ
耳の穴と縁の真ん中の場所に付けるピアスです。
ピアッシングの難易度が高く、自分で開けるにはホールが完成する確率が低いです。
インダストリアル
インダストリアルとはロングバーベルで2つのホールを繋ぐピアスの入れ方を言います。
2つのホールの角度を合わせるのが難しい上、直線上に開けないといけないので、自分で開けるには技術力が必要になる位置でもあります。
軟骨ピアスの位置の決め方
軟骨ピアスの位置の決め方はとても重要です。
軟骨ピアスは複数のピアスを開ける場合が多いので、全体のデザインをしっかりと考えて位置を決めないとバランスがおかしくなり、オシャレではなくなってしまいます。
一度開けるとそれを中心に組み立てていくことになるので、変な所に開けてしまうと、自分が開けたかった位置に他のピアッシングができないということもあります。
最初に左右で開けたい位置や数を考えて軟骨ピアスを開けましょう。
一番参考になるのは、軟骨ピアスを開けている人の画像ではないでしょうか。
そういった画像を用意してスタジオなどで開けてもらうのがベストではないでしょうか。
軟骨ピアスは開ける位置によってかなり痛みが違います。
一度に両耳にすると、横向きに寝られなんてことも。
横向きに寝ている方は、枕に軟骨ピアスが当たり痛くて眠れないなんてことも考えられます。
とりあえず片方の耳の軟骨ピアスを開けて、様子をみてもう片方に開けるようにしましょう。
軟骨ピアスを開けた後のアフターケア
軟骨ピアスを開けたのはいいが、腫れや出血がひどく、病院に行ったら軟骨ピアスを外せと言われる方も結構います。
これはちゃんと軟骨ピアス専門のスタジオで開けても起こります。
最初に付ける軟骨ピアスによって、金属アレルギーなどが誘発されることもあるからです。
ちゃんとしたスタジオなら、そういったことも考慮して、最初はアレルギーフリーの素材を選んで付けるようにしてくれます。
しかし、それでも腫れや出血を起こす方はいます。
これは軟骨ピアスを開けた後のアフターケアに問題がある時によく起こす出来事です。
軟骨ピアスは普通のピアスより、ずっと感染したり化膿したりする危険性が高いのです。
軟骨ピアスを開けた後は耳たぶのピアスよりもかなりマメに消毒をする必要があるのです。
もし、化膿することがあれば、抗生物質を内服したり、軟骨ピアスの開けた部分に塗ったりすることは必須です。