白内障は年を重ねるとほとんどの方がなるといっても過言ではない目の病気です。
目の中にある水晶体といわれる部分が白く濁ってしまう病気です。
加齢が主な原因と言われています。
加齢以外にも様々な原因でなってしまう白内障とはどういったものなのでしょうか?
白内障の原因と主な症状、そして白内障の予防について紹介します。
白内障とは
白内障とは、目の中にある水晶体という部分が白く濁って、視力が低下する病気のことです。
悪化すると失明してしまうこともあります。
白内障の7割以上が加齢によるもののため、老人性白内障とか加齢白内障なんて言い方もされています。
白内障になると、物がぼやけて見えたり、物が二重に見えたりするようになります。
そして、白内障になると目に痛みを感じたり、充血をすることが減るので、目の病気に気づかないこともあります。
白内障になってしまうと、元の状態に回復するのは難しく、症状が軽い場合は、点眼薬や内服薬で進行を遅らせることができます。
白内障は、手術によって状態を回復することができるので、手術をするのが一般的です。
局部麻酔で片目につき10~15分程度で終わってしまいます。
白内障の原因
白内障の原因はで一番多いのが加齢です。
白内障の発症は、45歳以上に多く見られるので、この年齢を過ぎていて、物がぼんやりと見えるようになったと感じているのでしたら、一度眼科で診てもらった方がよいでしょう。
また、80歳を過ぎれば何かしらの白内障の症状が出てくると言われています。
加齢以外の理由として先天性のものだったり、外傷性やアトピー、糖尿病などの病気によるものがあります。
病気が原因の場合には30代から出てくることが比較的多いようです。
また他の病気の治療のための薬剤や放射線が原因で白内障になることもあります。
白内障の主な症状
白内障の主な症状は、物がぼんやりと見えるということです。
二重三重にだぶって見えるようになってきます。
ほかにも視界が全体的にかすんだり、車を運転していると対向車のライト光が以前よりもまぶしく感じるようになったりします。
暗いときと明るいときで見え方が違うといった症状を訴える方もいます。
視力が低下してしまうのも白内障による場合があります。
これらの症状はカメラのレンズが曇ったり、汚れたりしている時の症状と似ているとも言えます。
だから目の構造はカメラの仕組みに例えられるのです。
白内障の予防
白内障の予防には紫外線のカットが有効です。
白内障は眼にある水晶体が濁ることで起きるので、濁る原因として紫外線は大敵なのです。
しかし、白内障を確実に予防できる方法は残念ながらありません。
ただ、白内障の原因が糖尿病などの病気による場合があります。
このような場合には、糖尿病になる予防をしていることが白内障の予防にも繋がるとも考えられますね。
白内障は糖尿病になると進行が早くなると言われていますので、糖尿病を改善することがとても大事になってきます。