補聴器は普通の大きさの声の会話が聞き取りにくくなった方が使うものです。
だから人によって基準が違います。
自分が日常の会話で聞き取りにくいことが多くなったと感じたら使うものというイメージです。
この補聴器ですが、難聴で身体障害者に認定された場合には、購入するのに補助金が支給される仕組みがあります。
補聴器を購入する時、補助金をもらうにはどうすればよいのかと医療控除を受ける方法について紹介します。
また、補聴器のタイプにはどのようなものがあり、選ぶ時に注意することは何なのかについても紹介します。
補聴器購入で補助金と医療控除
補聴器購入で補助金がもらえます。
条件は居住している市区町村によって違います。
基本的には、身体障害者手帳交付申請書を提出し、手帳が交付されれば補助金が受けられます。
また、補聴器購入の費用は医療控除が出来るかですが、出来ますが条件があります。
お医者さんの治療等の過程で、直接補聴器が必要だということになり、処方されて購入した場合にのみ医療控除が出来るのです。
また、医療控除を受けるには確定申告をする必要があります。
申告の際、補聴器購入の領収書と治療の対象となる疾病名やお医者さんが治療を必要とする症状であると書いた処方箋が必要となります。
補聴器のタイプ
補聴器のタイプには大きく分けて耳掛形、耳穴形、ポケット形、メガネ形と4つあります。
これは形状のことですが、補聴器は音をマイクロホンが拾って、その音を調整、増幅して耳に届けてくれるもので、届ける方式が2つあります。
ひとつは従来から使われている方式でアナログ式と呼ばれるもので、マイクロホンが拾ったアナログ音を直接調整、増幅しています。
もうひとつがデジタル信号に変換して届けてくれるデジタル式で、マイクロホンが拾ったアナログ音を一旦デジタル信号に変換してから調整、増幅を行い、再びアナログ信号に変換して耳に届けてくれています。
デジタル式は、ハウリングの発生を抑える効果が高いですが、サイズが大きくなってしまい、価格もアナログに比べると高いです。
では、補聴器の形状についてそれぞれ紹介します。
耳掛形
眼鏡のように耳に掛けて耳たぶの後ろに付ける補聴器です。
大きさや種類、価格が豊富なので、自分に合った補聴器を選ぶ事が出来ます。
耳穴形
耳の穴にすっぽりと入れることができる補聴器です。
小さくて目立たないのと音質に優れているのが特徴です。
ポケット形
ボックス形とか箱形とも呼ばれています。
イヤホン付きの携帯ラジオのような形をしています。
音質が良く、操作もしやすいのに価格がお手頃な物が多いのが特徴です。
メガネ形
自分が掛けているメガネのツルの部分に補聴器をセットするタイプです。
なかにはメガネのツルの部分に補聴器が組み込まれているものもあります。
メガネと一体にしておけるので、落ちづらいですし、持ち忘れるということも少なく、周りからは補聴器を使っていることもわかりにくいという特徴があります。
補聴器を選ぶ時の注意点
補聴器を選ぶ時の注意点ですが、まず自分の難聴の程度を知ることです。
耳鼻咽喉科へ行き、耳の聞こえ具合やどのような場所で補聴器を主に使うのかで選ぶようにしましょう。
耳の聞こえ具合はそれぞれ違うので、どれくらいの音の大きさであれば、頭に響かないかを調整してもらう必要があります。
次に補聴器を主に使う場所が騒音がある中が多いのか、家で家族の会話が聞き取れるレベルでよいのかなので決めましょう。
付けていても苦痛にならない形状の物を選ぶのも大切なポイントとなります。
専門家の方に相談して、ご自分に合う補聴器を選びましょう。