インフルエンザは解熱後も気をつけるべきことがあります。
インフルエンザに感染してしまったら、安静にして休養、睡眠、水分補給し、高熱が下がるのを待ちます。
3日ほどで熱は下がってきますが、油断は禁物です。
いったん下がった熱がまた上がるということもありえます。
そこでインフルエンザは解熱後も注意が必要なことや解熱後の体調管理、日常生活についてどのようにすればよいのかについて紹介します。
インフルエンザは解熱後も注意が必要
インフルエンザは解熱後に再び上昇することがあるので注意が必要です。
インフルエンザは急な高熱、全身のだるさ、頭痛、関節の痛み、食欲不振といった全身症状が先にあらわれます。
鼻水や咳はむしろ3日ほど後から症状が出てきます。
そして熱は3日目あたりに少し下がり始めます。
しかし油断すると4~5日目に再び上昇することがあります。
インフルエンザは解熱後でも、下痢、嘔吐、腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。
他のウィルスに感染して合併症を起こすということもありますから注意が必要です。
特に高齢者の方や他の病気を持っている方はインフルエンザからの肺炎に注意しましょう。
インフルエンザは解熱後の体調管理が大事
インフルエンザは解熱後の体調管理が実は大事な症状でもあります。
インフルエンザによる高熱が出ている間は食欲不振になり、十分な栄養を摂取することができません。
2~3日食物が十分とれなくても、心配することはありませんが、水分だけは不足しないよう補給する必要があります。
インフルエンザの解熱後はお粥や軟菜など消化のよいもの、また野菜スープ、刺激の少ない果汁など栄養のあるものを摂るよう心がけましょう。
冷たいもの、酸味のもの、塩辛いものを急に摂取するのは胃腸に悪いので避けましょう。
インフルエンザは解熱後にしっかりと体調を管理しないと再び熱が上昇する危険があると認識しておきましょう。
インフルエンザの解熱後の日常生活
インフルエンザの解熱後は全身状態を中心に経過をよく観察しましょう。
熱が下がり、食欲や元気が普段と同じように戻れば、多少の鼻水や軽い咳が残っていてもそれほど気にする必要はありません。
入浴もしていただいてかまいません。
しかし、解熱後すぐの外出や混雑する場所などは極力避けるようにしましょう。
お子さんの場合、解熱後2日を過ぎ、症状もなく元気になれば、登校・登園ができます。