寒い冬を乗り切るには暖房器具が必須ですよね。
ヒーターは大変便利で、様々なものがあり、多くのご家庭で1台はある人気の暖房器具ですが気になるのが電気代。
そこで、セラミックファンヒーター、石油ファンヒーター、オイルヒーター、ハロゲンヒーターの電気代と効率良く使用する方法について紹介します。
セラミックファンヒーターの電気代
電気代
機種やお住いの地域によってもちろん電気代は違いますので、参考程度になってしまいますが、人気モデル5機種のデータを参考にした結果、1時間あたりの電気代は、弱モードで約16円、強モードで約30円かかることがわかりました。
スイッチを押して強モードのまま使用している場合だと、1時間あたり30円で計算すると、帰宅直後などに1時間だけ使用する場合で月900円、寝ている間や外出している間以外、1日中ほぼつけっぱなしだとして、16時間ほど使用した場合は30円×16時間×30日となりますので14,400円かかる計算になります。
エアコンの最大出力と同じ?
セラミックファンヒーターは、コードをつなげスイッチを押すだけですぐに暖かくなる暖房器具なので、長時間稼働させているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、セラミックファンヒーターの電気代は、エアコンの最大出力と同じくらいと言われており、決して安くはありません。
セラミックファンヒーターは、部屋全体を温風で暖める暖房器具ですが、実際のところ、十分に暖められる部屋の目安としては、木造で4畳半、コンクリートで6畳~8畳程度です。大きな部屋でエアコンと同じように使用するには、効率が悪い暖房器具なのです。
石油ファンヒーターの電気代
電気代
灯油と電気の2つのエネルギーを使い、暖める力が強いので人気があるのが石油ファンヒーター。人気モデル5機種のデータを参考にした結果、1時間あたりの電気代は、わずか1~3円程度で済みます。
しかし、石油ファンヒーターは電気の他に灯油代が必要となりますよね。灯油も地域によって価格が違いますし、機種や出力の大きさによっても灯油の消費が大きく違ってきます。部屋を設定温度になるまで暖めるには約90円ほどかかると言われており、部屋が暖まってから暖かさを一定に保つのに10円程度かかるので、電気代と灯油代を含めると1時間あたり10円~90円必要となります。
灯油に左右される
石油ファンヒーターは灯油を燃焼するので、暖める力はとても強いですし、エアコンと同じように部屋全体を暖めるのに適しています。
電気代はエアコンと比べるとかなり安くなりますが、灯油の消費量が多かったりするとかなり高い光熱費となることがあります。また、灯油を調達する大変さもあります。
設定温度を下げたり、部屋が暖かくなったら1度~2度温度を下げたりなど、灯油の消費量を減らす工夫をし節約することが大切です。
オイルヒーターの電気代
電気代
オイルヒーターは、暖まるまでに時間がかかる暖房器具ですし、長時間使うご家庭が多いです。
機種によって違いはありますが、1時間あたりの電気代は、弱モードで約15円、強モードで約30円~40円くらいになるようです。強モードで1日つけっぱなしにすると、16時間ほど使用した場合は35円×16時間×30日となりますので16,800円かかる計算になります。
併用がポイント
オイルヒーターは空気を汚さず乾燥も防ぐことができ、とても体に優しいヒーターということで人気があります。しかし本体価格が安くないですし、電気代も高いです。
オイルヒーターは電源を切ってもしばらくは暖かいという特徴があるので、就寝直前や出かける直前まで使用せず、早めに電源を切ったりするようにしましょう。普段は部屋が暖まってくるまでエアコンなどを併用して先に部屋を暖め、オイルヒーターは弱モードで使用するようにして電気代を抑えましょう。
ハロゲンヒーターの電気代
電気代
人気モデルのデータを参考にした結果、1時間あたりの電気代は、弱モードで約10円、強モードで約20円~30円です。
ハロゲンヒーターは、1日中使用するというより、必要な時に必要な場所で利用することが前提です。強モードで1日1時間の使用でしたら月900円程度となります。長時間使用しないようにしましょう。
ピンポイントで利用
ハロゲンヒーターのメリットは、小型で持ち運びが便利ですし、本体の価格が安いことです。寒い時にピンポイントで利用するのに適しています。メインの暖房器具として使用するのではなく、ちょっと使いに利用するようにしましょう。