下肢静脈瘤は、足の痛みやむくみがあるからと言って、そうだと思う方は少ないでしょう。
しかし、手術しなければいけない場合もある病気なので、ある程度知識として知っておいて損はないでしょう。
そこで、下肢静脈瘤は足の痛みやむくみ、ダルさがある方は注意が必要な理由について紹介します。
下肢静脈瘤は隠れ静脈瘤から
下肢静脈瘤という病気をテレビで特集されていたり、日帰り手術のネット広告を見たりして、足のボコボコが病気だということを知ったという方もいらっしゃいます。
足の血管が膨れていなくても、足の痛みやむくみ、ダルさがある方は、隠れ静脈瘤がある可能性もあります。
足の痛みやむくみなどが出る病気は、静脈瘤以外にもありますが、血管の疾患で足に痛みが出るのが特徴です。
下肢静脈瘤の予防にはふくらはぎの筋肉が重要
下肢静脈瘤の予防にはふくらはぎの筋肉が重要となります。
血液は心臓がポンプの働きをして、動脈を通り、体中へ酸素や栄養を運んでいます。
そして二酸化炭素や老廃物を血液が回収し、静脈を通って心臓へと戻ります。
この流れによって、血液が停滞することなく、常に循環しているのです。
静脈の中でも下肢にある静脈は、ほかのところと違って大きな役割を持った大事な静脈です。
それは、重力によって血液が下へと下がるところを逆らって、血液を押し上げて行かなければならないからです。
重力に負けず血液を上げ、心臓にしっかりと血液を戻す役目があるので、このポンプ機能となるのが足であり、ふくらはぎが最も重要となるのです。
下肢静脈瘤の予防に病院
下肢静脈瘤は妊婦さんが罹りやすい病気でもあるし、遺伝要素も強い病気なので、当てはまる方は、危険性を察知し、予防することが大切です。
足のむくみ、ちょっとした痛みであっても、静脈瘤ができている可能性を疑うようにしましょう。
下肢静脈瘤は、血管にコブができたら下肢静脈瘤というわけでもなく、いつも、足にむくみや重み、ダルさを感じる方は、実は隠れ静脈瘤かもしれません。
不安な方は、見た目ではわかりにくいため、静脈瘤治療を受けられる病院で診てもらうようにしましょう。
初期症状で診断されれば、日帰りレーザー治療で済むことも多いですし、症状が軽いと簡単な治療で済むケースも多いです。
見た目を気にする女性の方は、傷跡もそれほど目立たない治療方法も早ければ選択出来ます。
下肢静脈瘤の症状に心当たりのある方は早めに病院で診てもらいましょう。