発酵食品は日本に限らず世界中で食されていて、その国ならではのものもたくさんあります。
そんな中、日本を代表する発酵食品と言えるのが「味噌」ではないでしょうか。
そこで、発酵食品の味噌についてと取り入れる時に気になる塩分、及びその対策について紹介します。
発酵食品の味噌について
発酵食品の中で日本を代表するものと言えるのが味噌ではないでしょうか。
味噌汁をはじめ、味噌を使った料理は様々あり、またそのレシピも充実していてネットで探すとたくさん出てきますね。
味噌をメインにしたレシピやメインじゃないけれども隠し味として使うレシピ等色々ありますので、是非利用していただきたいです。
この発酵食品の味噌は、大豆を原料として作られている発酵調味料というものになります。
奈良時代に中国から伝わったと言われていて、味噌汁として日本に定着するようになったのは室町時代の頃のようです。
味噌は発酵食品というイメージよりも調味料というイメージが強いですね。
このみそには、たんぱく質が多量に含まれています。
戦国時代には、貴重なたんぱく源として兵糧食の主要なものだったそうです。
発酵食品の味噌の種類
発酵食品の味噌が食されるようになると、各地域において独自の味噌が作られ始めました。
味噌の原料となっている物は、大豆、麹、塩とシンプルな物で、煮た大豆に麹と塩を混ぜ合わせて発酵させて作られます。
この時に使う麹の種類でその種類も変わってきます。
米麹や麦麹、豆麹などを使い、それぞれ米味噌、麦味噌、豆味噌と言った種類に分けられていきます。
そして味もバラエティ豊かに様々な種類があり、甘味噌や辛味噌等があったり、赤味噌、白味噌といった色で分けられる物もあります。
更に味噌を色々混ぜ合わせた加工された味噌もありますし、出汁が既に入っている味噌もあります。
味噌には調味料としてではなく、料理のおかずの一品として最適な味噌もあったりします。
この様に一言で味噌と言っても実に様々な種類が存在していて、私たちの食生活を豊かにしてくれているのです。
発酵食品の味噌は塩分が気になる?
発酵食品である味噌は、麹と塩を麹に適度に混ぜ合わせていき発酵させたもので、独特の風味があります。
風味だけでなく、醗酵することによって、様々な効果があり、ビタミンEが豊富に含まれていますので、老化防止などに役立つと言われています。
味噌を使ったレシピも味噌汁を始め、たくさんあるので、レシピを活用して発酵食品を上手に取り入れていけば、美味しいですし、健康にも良いということになります。
しかし、気になることもあります。それは塩分です。
いくら発酵食品の味噌が健康に良いからと言っても、たくさん食べれば、塩分を摂り過ぎてしまいます。
塩分の摂り過ぎは、高血圧をはじめ、様々な病気のリスクが出てきますので気をつける必要があります。
発酵食品である味噌は、上手に取り入れる工夫をすることが大事になってくるのです。
発酵食品の味噌を上手に取り入れる
発酵食品の味噌を私たちの身体に上手に取り入れるには、どうすればよいのでしょうか。
味噌を使う料理の定番といえば、まずはお味噌汁となる訳です。
毎日食されている方も多いしょう。
このお味噌汁を食べる時に中に入れる具材で、塩分調整をしてみてはいかがでしょうか。
オススメは「ワカメ」です。
ワカメにはカリウムと言う成分が豊富に含まれています。
カリウムは、塩分を体外に排出してくれる作用があるので、お味噌汁には最適な具材のひとつなのです。
具材をワカメにすれば、味噌の発酵食品としての作用を充分に受けながら、塩分を排出させてくれるので、過剰に摂取せずに済みます。
もうひとつオススメなのがホウレンソウです。
ホウレンソウにはビタミンAが豊富に含まれていますが、このビタミンAが味噌の中にあるビタミンEと組み合わせる事によって、皮膚を健康的にしてくれる効果があります。
つまり、抗酸化作用が働き、アンチエイジングに良いということです。
味噌は他の食材と合わせて摂取することで、塩分の過剰摂取を予防したり、様々な健康や美容効果を得ることができますので、一工夫して発酵食品を効果的に摂取するようにしてみてください。