漬物は日本の特に和食には欠かせないおいしい食べ物ですね。
この漬物も発酵食品ですね。
漬物はいかにも日本の発酵食品というイメージですが、発酵食品は日本独自のものではありません。
世界中にあり、変わったものも多いです。
もしかしたら漬物も海外の方からしてみれば、変わった発酵食品なのかもしれませんね。
そこで、発酵食品の漬け物についてと海外のちょっと変わった発酵食品について紹介します。
発酵食品の漬け物
発酵食品である漬け物ですが、私たちには欠かすことが出来ない美味しい食べ物ですね。
野菜や果物、お肉や魚等の食材を味噌、しょうゆ、塩、糠、酢、各種香辛料と言った物に漬ける事で、植物性乳酸菌を豊富にさせ発酵させた保存食となっています。
漬け物には漬ける食材が豊富ですし、様々なレシピもあるのでバリエーション豊かに楽しむことができますね。
色んな漬け物のレシピが登場しているので、ご家庭で作られる方も多いと思います。
そんな漬け物の歴史は非常に古いと言われていて、大和時代の頃まで遡ると言われています。
塩漬けから始まり、味噌や醤油の元となっている「ひしお」と言う物に漬けたり、糠漬けにしたりされていたみたいです。
お味噌汁に漬け物でと言う食習慣は江戸時代に入ってからついたようで、各地でその地域に合った漬け物がそれぞれ誕生していったようです。
漬け物の中でも難しいと言われている糠漬け
漬け物はご家庭で簡単に作れる発酵食品と言われていて、以前は多くの家庭が作っていました。
その中でも難しいと言われている漬け物があります。それが糠漬けです。
糠に漬ける事で、糠の持っている働きが発酵させて程良い酸味と旨みを引き出してくれるのですが、ちょっと作るのが難しいと言われています。
糟漬けは美味しいだけじゃなく、様々な効果をもたらせてくれます。
糠床に生野菜を漬け込む事で壊れやすいビタミン類も壊さずに摂取出来る様になります。
海外の発酵食品
発酵食品は日本だけの物ではありません。
海外でも様々な発酵食品が存在しています。
発酵食品で海外のちょっと変わった発酵食品を2つ紹介します。
先ずは「シュールストレミング」と言う発酵食品です。
シュールストレミングは、スウェーデン北部に伝わる発酵食品で、塩漬けにしたニシンを缶の中に入れて発酵させると言う漬け物のような物です。
たまにテレビ等メディアで取り上げられます。
その理由は「世界一臭い食べ物」と言う異名を持っている発酵食品だからです。
缶を開けた瞬間に強烈な臭いが放たれて、最悪の場合、失神する人もいる位強烈な臭いだそうです。
缶に入れたまま発酵しているので内部にガスが溜まってしまっていて、開ける前は缶がパンパンに膨れているそうです。
もう一つは「キビヤック」と言う発酵食品で、グリーンランドやカナダ、アラスカ等で伝わっている発酵食品です。
キビヤックは漬け物の種類になるのですが、日本とは違って材料や作り方が独特で、海鳥でアバリアスと言う物をアザラシのお腹の中に入れます。
そして、そのまま土の中に埋めてしまい数ヶ月間、長くて数年発酵させると言う物になります。
出来上がったキビヤックはビタミン類が豊富だそうで、健康に良い発酵食品になるんだそうです。