ピーリングはくすみを改善したりしてくれる素晴らしいものですが、注意して行わなければいけないこともあります。
過剰な角質ケアにならないためにも気をつけることがあります。
ピーリングの注意点と顔・体それぞれに対する角質ケアについて紹介します。
ピーリングの注意点
ピーリングはくすみを改善したり、化粧のノリをよくしたりしてくれる美容効果の高いものです。
これらの効果を出すのは、ピーリングにより角質をオフにすることが出来るからです。
しかし、ピーリングによる角質ケアを行なう時には、注意するべきこともあります。
まず、角質は肌にとってとても必要なもの、だという認識です。
ピーリングによる角質ケアというと、ごっそり角質を全部取ってしまおうと考えがちですが、そういう考えではなく、あくまでも「余分な角質」を取るためにやる、ということを忘れないようにしてください。
ピーリングで古い角質をごっそり落として、スッキリとくすみのない肌にしたい!と考えがちになってしまいます。
これが、過剰な角質ケアの元になってしまっているのです。
角質を根こそぎ取ろうとすると、かえって肌を傷めることになります。
ヘタすれば今まで大丈夫だったのに新たな肌トラブルを引き起こしてしまう原因にピーリングがなってしまうかもしれないのです。
間違った角質ケアをしてしまわぬよう、「正しい角質ケア」って何かをしっかりと理解しておいて、ピーリングを始めれば、肌を傷めることなく、しっかりとケアが出来るでしょう。
ターンオーバーを正常に働かす
ピーリングなどで古い角質を落とす必要が何故あるのでしょうか?
そもそも、私たちの肌というのはターンオーバーにより、常に新しい細胞が肌の奥から生まれてきていて、新しいものに置き換わっています。
新しい細胞は、まず肌の奥で生まれ、少しずつ肌表面に押し上げられてきます。
押し上げられ角質層に達すると、垢として剥がれ落ちていきます。
これがターンオーバーが正常に働いていれば、普通に行われ、キレイな肌をキープすることが出来るという訳です。
また角質層の皮膚は、外部の刺激から肌を守るという役目もしています。
ターンオーバーがちゃんと行われていれば、キレイな肌を保ちつつ、外部の刺激からも肌をしっかりと守ることができるのです。
しかし、角質が剥がれにくくなってしまうと、肌に残る訳ですから、その分、角質層がどんどん厚みを増していきます。
そうなると皮膚がカサカサしてきてしまいます。
特に肘や膝、かかとなどの皮膚は角質が剥がれにくいので、たまりやすいです。
この部分って、かさかさと乾燥しやすいですよね。
古い角質が蓄積されて、肌の透明感がなくなっているので、肌ががさがさしてきます。
角質ケアは顔と体では違う
古い角質を落とす角質ケアですが、角質をオフしたい部分に合わせて、やる方を変える必要があります。
大きく分けて顔に対する角質オフと体に対する角質オフの方法で違いがあります。
顔に対する角質オフは、体の中でも皮膚が柔らかい部分なので、ピーリングがオススメです。
ピーリングには石けんやジェルなど、様々なものがありますが、たまった角質を落とし、ターンオーバーを正常にしていきましょう。
体に対する角質オフの場合には、まず角質を保湿してほぐしてあげましょう。
肘や膝などの皮膚は角質が剥がれにくい場所なので、乾燥させないようにすることが大事です。
保湿と合わせて足の裏やかかとだったら、入浴後など角質が柔らかい時に軽石や足裏専用のヤスリ等を使って取り除くよにしましょう。