しもやけは冬の季節病とも言われ、かゆくてしかたない思いをしている方も多いのではないでしょうか?
しもやけは、寒さの厳しい地域特有のものだと思われていますが、九州では発症する人が多いとされています。
しもやけとはどういったものなのかとその原因、治す薬についてと漢方薬がおすすめな理由について紹介します。
しもやけとは
しもやけとは、寒さと乾燥が厳しくなると起こるもので冬の季節病とも言われています。
寒さの厳しい地域特有のものだとイメージが強いですが、地域別のデータを取ると九州地方は多いそうで、寒い地域でなくてもなる方が多いことがわかっています。
私には関係がないと思っていると、いつの間にかしもやけになっていたなんてことも。
しもやけはかゆみや痛み、熱さなどを感じ、よく「ジンジンくる」といった表現がされます。
しもやけができやすいのは手ですが、ほかにも足や耳、鼻などにもできます。
しもやけは体の末端部分にできやすくなっていて、できてしまうと年中、不愉快ですし、悪化すれば硬く腫れ上がったりしてしまいますし、見た目も痛々しくなってしまいますので注意が必要です。
また、しもやけは一度できてしまうと、なかなか治りませんので、冬の寒い間、ずっとしもやけに悩まされることになりがちです。
しもやけは、冬の季節病とも言われるくらいですから、春や夏にしもやけができるということはまずありえません。
もしも春や夏になってもしもやけが治らない場合には、他の病気を疑ったほうがいいでしょう。
しもやけの原因
しもやけは、血行不良と冷えが一番の原因なりますし、体質的になりやすい方となりにくい方がいるようです。
しもやけは皮膚に直接、冷たい空気が触れることによって、その部分の血管が開いたまま麻痺して、血液が固まってしまってできてしまいます。
なので、しもやけになりやすい方は冷たい空気を避けるようにしましょう。
また、血管が麻痺しないように血液がうまく流れるようにして体を冷やさないようにしましょう。
しもやけができやすい方は、貧血気味だったり、腎臓が弱い方が多いので、このような症状がある方は、治していかないとしもやけができやすい体質がかわりません。
しもやけの薬と漢方薬
しもやけになってしまい悪化してしまったら薬のお世話に。
しもやけの薬は、皮膚科で診てもらい、血行を促進してくれるビタミンEの飲み薬と炎症止めとかゆみ止め、血行を良くする塗り薬が一緒に処方されるのが一般的です。
塗り薬を塗り、かゆみを抑えながら、炎症を鎮め、飲み薬で体内の血行を促進させていくことで、かなり症状が緩和されます。
しもやけは、皮膚科で処方していただく薬の他にも、体質を変えてできにくくするための漢方薬があります。
しもやけはできやすい体質の方がいるので、その体質を漢方でできにくい体質に変えていきます。
漢方薬は効き方が人によっては違うので、自分で判断せず専門家に選んでいただいたほうがいいです。
漢方薬は飲んだからといって、急激に変化が起こるものではありません。
悪化している場合は皮膚科で治療しながら、漢方薬でしもやけができにくい体質を変えていくというスタンスがよいのではないでしょうか。