ジェネリックという言葉を聞くと、みなさんは何を思い浮かべるのでしょうか?
多くの方が医薬品ではないでしょうか?
これはテレビコマーシャルなどメディアの影響が大きくて、そう思われている方がとても多いですね。
これは勘違いでジェネリック=医薬品ではありません。
ジェネリックとはもっと広い意味で使う言葉なんです。
そこでジェネリックとはなにか、よく勘違いされるジェネリックの意味と一番馴染みがあるジェネリック医薬品の魅力について紹介します。
ジェネリックとは
ジェネリック=医薬品と思っている方がたくさんいますね。
薬のテレビコマーシャルで、大物俳優さんが「ジェネリックで!」なんて言っている影響もかなりあるのではないでしょうか。
ジェネリックはありとあらゆる分野に存在します。
医薬品以外では、例えば、家具やインテリア雑貨などの高級ブランドの模造品なんかはジェネリックプロダクトと呼び、たくさん存在していますね。
世の中の多くの技術や物には、類似法や類似品があります。
こういったものが全てなくなってしまったら、私たちの生活に相当支障をきたすでしょう。
ジェネリックの意味
ジェネリックの意味を後発医薬品の事だと思っていらっしゃる方も多いみたいです。
ジェネリックは薬の種類ではありません。
「一般的な」という意味を持つ形容詞的単語です。
特定のブランドや企業だけが製造や販売を許されたものではないので、例えば新薬が出されたら、特許が取得されます。
それが一定期間が過ぎると特許が期限切れとなり、その技術はみんなが使えるものとなるので、後発医薬品が出てきます。
これをジェネリック医薬品と呼んでいるだけです。
医薬品以外でも同じことが起きています。
ジェネリック医薬品の魅力
ジェネリックとは後発医薬品のことではないと説明してきましたが、ジェネリック医薬品の普及は、日本ではつい最近のことですね。
諸外国に比べ、ジェネリック医薬品の普及が難しいと言われて来た日本でも、ようやく普及してきたという感じではないでしょうか。
ジェネリック医薬品は、特許権の切れた薬を他の会社が安く製造したり、販売したりするものです。
新薬と全く同じ薬を他の製薬会社がそっくりそのまま製造したり販売しているものではありません。
ほぼ同じ成分、同じ効果が期待できる薬を他の企業が製造したものです。
ジェネリック医薬品の最大の魅力はリーズナブルな価格ではないでしょうか。
新薬のような莫大な研究開発費が掛かっていない分、安く提供できるのです。
薬を飲み続けなければいけない方にとって、同じ効果が得られるのでしたら安い方が助かります。
それを実現してくれるのがジェネリック医薬品です。
しかし、元の薬と全く同じものではないため、ジェネリックを使用したら、副作用が出たという方もいるので、全ての方がジェネリックに切り替えられるという訳ではありません。