雑穀米は普通の白米と比べると、色々な栄養成分が含まれているということで注目されています。
イメージ的にはカロリーも低そうですが、実際はどうなんでしょうか?
そこで、雑穀米のカロリーについて紹介します。
また、雑穀米がコレステロール値や血糖値を下げてくれて、成人病の改善や予防にも一役買ってくれる理由と成長期の子供に是非食べさせたい理由についても紹介します。
雑穀米のカロリー
雑穀米のカロリーってとても低いというイメージがありませんか?
なんだか健康に良いと聞くとカロリーもさぞかし低いんだろうなあという勝手なイメージがあります。
普通の白米はとても美味しいですが、雑穀米はなんだか健康に良さそうですからということで、取り入れている家庭も多いみたいですが、カロリーは気にしていますか?
雑穀米とは、どんなものなのかというと、白米に色んな雑穀を混ぜて炊くもののことです。
気になる雑穀米のカロリーですが、同量の白米と比べて、大よそ同じくらいのカロリーがあります。
よくよく考えてみたら、雑穀米は白米に雑穀を混ぜているため、カロリーが劇的に変わることなんかありませんよね。
雑穀米は、白米とカロリーに違いがないのにも関わらず、ヘルシーでダイエットに良さそうというイメージがあるのはなぜなんでしょうか?
これは、雑穀米自体が、白米よりも満腹感を得やすいため、少量で済んでしまうなどが影響しているのではないでしょうか。
血糖値を気にする人に雑穀米
雑穀米のひとつである「黍」には、コレステロールを抑制する働きがあって、血糖値の高い人には非常にいいとされています。
それに黒い穀物である「黒米」も血糖値を下げる効果があり、自らが甘味と優しい香りを持つので、美味しい雑穀米を作るには欠かせない存在と言えます。
黒米にはほかにも人気のポリフェノール「アントシアニン」が豊富に含まれていて、血糖値を下げるにはもってこいの一品です。
さらに、この黒豆を混ぜた雑穀米には、高い抗酸化作用がプラスされるので、動脈硬化や癌の予防にも繋がると言われています。
雑穀の定番とも言える存在は玄米で、玄米入りの雑穀米にも血糖値を下げる効果が期待出来ます。
ただ、玄米を少し発芽させた状態で食べる発芽玄米、これにはアミノ酸の一つのギャバが通常の玄米より遙かに多く含まれていますから、私たちの体を活性化してくれます。
血糖値や血圧、そして中性脂肪を大幅に下げるだけではなく、腎機能や肝機能、それに脳の働きを高めてくれます。
こうした事からも分かる通り、雑穀米はブレンドする穀物がとても重要となってきます。
血糖値を気にしている方は、事前にネット検索などをして色々と調べてから自分に必要な雑穀をブレンドして、雑穀米を作ると良いのではないでしょうか。
子供にも良い雑穀米
雑穀米は子供にも良いものです。
特に成長期の子供には、体も脳も立派に育つのに役立つと言われています。
雑穀米はカルシウムやミネラルも豊富ですし、交感神経の働きを活性化させてくれる作用を持っているので、頭の回転が良くなると言われていて、子供には最高の主食だと言われています。
それに対して、否定的な意見もあります。
咀嚼能力が低い子供の場合、雑穀米は通常の白米より堅いので、しっかり噛んで食べないときちんと消化しきれません。
半分飲み込むような状態で食事をしている状態の子供ですと、堅い雑穀米は殆ど飲み込んでしまう事になり、逆に子供の体に良くないという意見もあります。
ただ、雑穀米は噛めるか噛めないかよりも、子供の体質に合うか合わないかを考える事の方が重要です。
雑穀米の中には、子供がアレルギー反応を起こす穀物もあるので、それをきちんと見極めて上げる事が重要となります。
そのためには、いきなり雑穀がブレンドされているものを買うのではなく、白米に1種類ずついろいろな雑穀を混ぜて試して行くのがおすすめです。
そうすれば、堅さも軽減され、無理なく子供に雑穀米を食べさせてあげられるようになるのではないでしょうか。