静電気は寒くなるとやってくる冬の名物みたいなものですね。
秋から冬にかけては空気も乾燥し、またウールなどのセーターや化繊の服を着ることで、静電気がより起こりやすい環境になります。
セーターを脱いだ時、ドアノブに手が触れた時や、車のドアに手が触れる時、いろんなシュチュエーションでバチッと痛みが走ります。
そこで静電気が起こる原因とそれを除去するにはどうしたらよいのか?
また、近年では静電気除去ブレスレットという商品が出てきていますが、その効果はどうなのかについて紹介します。
静電気が起こる原因とは
静電気は毎年かならずやってきますからね。厄介なもんです。
そんな厄介な静電気が起きる原因にはいくつかあります。
まず、秋冬になるとたくさんの衣類を着込むことによって、人が動くたびに、衣類の摩擦が起きます。
そこに乾燥して空気も加わり、摩擦帯電が起きるのです。
そして、重ねていた衣服を脱ぐときには、剥離帯電が起きます。
人はこのように、静電気を外へ放出しても、また、椅子に座ったり、掃除をしたり、歩いたりと日常動くことで帯電し、それを繰り返していきます。
そして、最近増えているもう一つの原因として、静電気が起こりやすい体質の人がいることがわかっています。
それは体の血液の中が酸性化している人です。
本来、人間の身体は弱アルカリ性ですが、不規則な生活や、乱れた食生活や、抱えるストレスによって、血液が酸性に傾き、静電気の溜めやすい体質になってしまうのです。
また、静電気は体質からも起こりやすくなります。
冷え性の方や、肩こりや腰痛持ちの方は特に気をつけなくてはなりません。
日頃から血液を酸性に傾けないよう心がけながら、冬は部屋では加湿器などを利用し、湿度60パーセント位に保つと、静電気は起こりにくくなるようです。
静電気除去するには
静電気除去するにはどうしたらよいのでしょうか?
実は静電気を除去するのは、さほど難しいことではありません。
とっても簡単にできてしまいます。
それは静電気が起きる前に身体から放出させてしまえばいいのです。
例えばドアノブや、車のドアに触れるときに、バチと痛みが走りますが、そのドアノブに触れる前に、例えば家の壁に触れたり、外であれば木や地面を触れてからドアノブを触るようにすれば静電気は起きません。
なぜなら、木や紙や地面は静電気を除去し逃す効果があるためです。
また、空気が乾燥していることも原因の一つなので、加湿器などを使って空気の乾燥を防ぐのも効果的です。
静電気除去ブレスレットの効果は?
先ほど、静電気を除去する方法について述べましたが、近年では静電気除去ブレスレットなるものを寒くなると見かけるようになりました。
この静電気除去ブレスレットとはどういうものなのでしょうか?
静電気除去ブレスレットは、体内に溜まった静電気を外へ排出して静電気を防いでくれる便利グッズです。
しかし効果の程は個人差がかなりあるもので、人によってはあまり大きな効果というか全く効果を望めない人もいるようです。
価格も安く手に取りやすい静電気除去ブレスレットですが、効果の方は気休め程度という気持ちで使われたほうがよさそうです。
やはり静電気の起きる環境ができあがると、なかなかブレスレットでは難しいようです。