小学生の卒業式において、袴で出席する男子が増えているそうです。
また、先生でも袴を履いている先生とそうでない先生には決まりがあるみたいです。
反対に袴で出席するのは、やめてくださいというように指導がある所もあるそうです。
そこで、小学生の卒業式、袴で出席する男子が急増中の理由と袴で出席する先生について紹介します。
また、袴での出席を禁止している学校もあるので、その理由についても紹介します。
小学生の卒業式、袴で出席する男子が急増中
小学生の卒業式では、ここ数年、袴で出席する男子が急増しているそうです。
女子に比べて、男子は卒業式の際の服装で、個性を出すことが難しいです。
似たり寄ったりのデザインとカラーのセットアップしか、今までは選択肢がありませんでした。
しかし、近年、新たな選択肢が加わりました。それは、袴です。
女子の袴スタイルの流行を受け、袴を選ぶ男子が急増したのです。
周りの子どもと差別化ができ、個性を演出することが可能な袴は、おしゃれに気を配る小学生とその保護者から、大人気です。
日本古来の凛とした雰囲気を持つ袴は、動きやすさも兼ね揃えています。
このような理由から、卒業式の袴スタイルは、小学生の男子にも急速に広まりました。
小学生の卒業式、袴で出席する先生
小学校の卒業式で、袴を着て出席する先生をよく見掛けると思います。
しかし、全員が袴を着ているかというと、そうではなく、礼服で出席している先生もいます。
実は、教員には、卒業式の服装に関して、暗黙のルールがあります。
卒業生の担任の先生と、管理職(校長、教頭)以外は、礼服での出席ということになっているのです。
これは、主役である、卒業生と関わってきた先生方を引き立てるという、心配りから来ているルールです。
また、式当日は、卒業生の担任の先生や、管理職は多忙です。
もしも、式の当日に来校し、何か困ったことや不明なことがあった場合は、袴を着ている先生ではなく、礼服を着ている先生に声を掛けましょう。
小学生の卒業式、袴で出席を禁止する理由
小学生の卒業式の服装として、袴が流行していますが、中には、袴での出席を禁止している学校もあります。
禁止の理由として、「華美になるから」とか「華美競争を招くのは学校の本意ではないから」などが多いようです。
ほかには、和装の中では比較的動きやすく、着心地の良い袴ですが、やはり小学生には、負担が大きいです。
式を迎えるにあたり、卒業生は、練習を重ねてきました。
その練習の成果を発揮できなくなることを危惧し、禁止にする学校もあります。
また、学校は階段が多く、移動の際に、袴を着ていることで危険な目に遭う可能性も考えられます。
禁止の理由として、安全面での配慮を挙げる場合もあります。
袴で出席すると決める前に、学校に問い合わせたり、去年の卒業生のご家庭に訊いてみたりするなど、確認をとりましょう。